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三越を回復軌道に乗せるのがカギ
三越伊勢丹 消費低迷で減収減益へ
2008/5/13  産経新聞東京朝刊
百貨店業界首位の三越伊勢丹ホールディングスは12日、伊勢丹の平成20年3月期連結決算を発表した。改装した新宿本店などが好調で、売上高、営業利益ともに過去最高だった。ただ、21年3月期のホールディングスの連結業績予想は消費低迷を反映し、売上高は前期比1・3%減の1兆5400億円、営業利益は18・7%減の340億円と減収減益。伊勢丹、三越ともに単体で営業減益を見込む。

伊勢丹の20年3月期の連結売上高は前期比0・5%増の7858億円、連結営業利益は同3・6%増の334億円。地下食品売り場の改装で約60億円の増収となった新宿本店のほか、支店も好調だった。

21年3月期は東京メトロ副都心線開通などで増収を見込むが、本店再開発や会員カードの投資費用がかさみ、単体では6年ぶりの営業減益となる見通し。

記者会見したホールディングスの石塚邦雄社長は消費低迷による衣料品や高額品の販売不振を挙げ、「百貨店を取り巻く環境は厳しい」と述べた。ホールディングスは25年度の連結営業利益目標を750億円に設定しており、“稼ぎ頭”の伊勢丹が足踏みする中、いかに早期に三越を回復軌道に乗せるか注目される。

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