女性誌でおもしろい造語をみつけた。「自分スタンダード」。ここ数年で若者の間に浸透した、“1点もの”を主に扱うセレクトショップの新作が並べられ、個性を尊重した、納得のいくものを身につけようと訴える内容の企画でだった。
自分スタンダード
この「自分スタンダード」。生き方に関しても自分が基本、つまり「私らしくいこう」の時代なのかもしれない。不況が長引く中、外見よりも中身の充実をはかることで生き残りをはからなくてはならない。そんな気負いもあるかもしれない。自分に似合うものや納得のいくものを探す「私が私を選ぶ」。それはファッションに限らず、資格や技術、趣味まで“身にまとう”時代のスタンダードということのようだ。
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「ニューヨーク・シティ・バレエ・ワークアウト」(\3800/東芝EMI) |
趣味のなかでも、バレエの基礎をエクササイズに取り入れたDVD「ニューヨーク・シティ・バレエ・ワークアウト」(\3,800/東芝EMI)が女性の間で静かな人気。300本ほどでスタートした売り上げが、2カ月で5000本に達し、このての作品としては異例の売れ方(東芝EMI)だという。
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