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4月16日(水)ENAK original bebe*ロングインタビュー(1)

ローフードとか、スローライフなる言葉が流行している。ファストフードのような気ぜわしさとは対極の概念に基づく生き方をしようということのようだが、bebeのデビューアルバムCD「bebe」(UCCJ-2024、ユニバーサルミュージック、\3,000、23日発売予定)は、さしずめスローライフやスローフードのためのサウンドトラック。スローミュージック。ゆったりとたゆたうがごとき弦楽器の伴奏に乗せて、細くため息のような歌声が、日本語の歌詞で、有名なスタンダード曲やクラシック曲を歌う。歌うbebeは和服姿。世界一のファストシティー、トーキョーに突如として現れたスローシンガーなのだ。

interview,photos & text by Takeshi Ishii
取材・撮影・構成 石井健
和服を着ると気持ちが引き締まる
「bebe」

−−なぜ和服姿で?

実はきっかけは単純な話から。昨年夏、たまたま浴衣を着ているときに所属事務所の社長と会い、社長が和服姿で歌ったらどうかと思いついたんです。それで昨年11月に事務所主催のイベントで、実際に和服姿で歌ったところ周りの人もとくに変とはいわなかったので。

−−ご自分としてはいかがでしたか? 抵抗なく?

抵抗はありましたね。でも、周囲が違和感なく受け止めてくださったので、抵抗あるのは自分のほうがおかしいのかなと思ったりしました。

−−そのとき浴衣を着ていたということは、ふだんから和服に親しんでいたんですね?

子供のころ日本舞踊をやっていたので和服はもっていましたし、親しんでもいました。それに私は日本的なものが好きなんです。こうして和服を着ていられることがうれしい。

 

bebebebe(べべ)bebe (ベベ) =仏語で「Baby」。7月19日生まれ。
高校、大学でクラシック音楽を学ぶ。 同じ大学にてJazztronikの野崎良太出会い、ブラジル音楽に影響を受ける。Jazztronikにボーカリストとして参加。 その個性的なハイトーンヴォイスやヴォーカルパフォーマンスに注目が集まる。
現在までに、野崎良太 (Jazztronik) プロデュースによるソロアルバムを2枚発売。 いくつもの愛の物語を語る。
14年、映画音楽や数多くのアーティストの弦楽編曲を手掛ける村山達哉を制作監修に迎え、
ユニバーサルミュージック(EMARCYレーベル)からメジャーデビュー。

−−和服だと歌いにくいというこはありませんか?

いえ、照明があたったときに帯のあたりが熱いなと思うぐらい。照明が当たればドレスでも同じでしょうし。不便はないですね。むしろ和服に助けられる部分があります。和服はやっぱり着た瞬間に身が引き締まります。


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