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THE PRAYER
〜私だけの輪舞が誕生する
12月21-28日
ル テアトル銀座
全席指定:10,500円
10月25日からチケット発売
問い合わせ:ディスクガレージ
03(5436)9600
http://www.theprayer.jp/
24日オープン予定
10月20日(木) 姿月あさと*Long Interview(1)
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姿月あさと 姿月あさと 姿月あさと
ずんこ ずんこ ずんこ
宝塚歌劇団トップスターで、退団後は歌を中心とした活動を続けている姿月(しづき)あさとが12月、東京で「SHIZUKI ASATO IN THE SHOW 2003 THE PRAYER−私だけの輪舞(セカイ)が誕生する」と題した舞台公演を行う。今後、公演活動のすべてをTHE PRAYERという題名で統一して継続する。THE PRAYER。祈り。言葉にしてしまえばあまりにも簡単に聞こえるかもしれないが、と前置きしながらも彼女はいう。「世界の平和への祈りも込めてつけました」。すなわち彼女は、これからも祈りを続ける。その大きな一歩になるのが、この12月の公演なのだ。

interview,photos & text by Takeshi Ishii
取材・撮影・構成 石井健
−−5月に「SHIZUKI ASATO CONCERT TOUR 2003 THE PRAYER〜私だけの音楽(セカイ)」と題した舞台を行っていますね?

5月は小規模の劇場を使い、ピアノとバイオリンだけを伴奏にしたサロンコンサートでした。歌とおしゃべりが中心。舞台の装置も自宅のような雰囲気にし、その中で私があたかも訪ねてきた友人に好きな音楽を聴いてもらう。そういうものでした。今回は、5人編成のバンドと4人のダンサーを従え、ショーの要素を取り入れます。5月はふだんの私が舞台にたいわけですが、こんどはひとつの役を演じます。自分ではない姿で、歌とダンスで、ある世界を表現しようと思っています。

姿月あさと 昭和62年、宝塚歌劇団入団。平成10年、歌劇団に65年ぶりに誕生した新組「宙組」のトップスターに。12年、歌劇団を退団。歌手としての活動を中心に舞台活動を続ける。
14年、石井竜也とのコラボレートプロジェクト(共演舞台)「ツキノイシ・ケイカク」を始める。まず、同年6月にシングルCD「MOON DANCER」を発売し、7月に舞台「MOON」を。11月にはアルバム「Sonata」を発売。
今年5月、「SHIZUKI ASATO CONCERT TOUR 2003 THE PRAYER〜私だけの音楽(セカイ)」を全国4カ所で行う。「THE PRAYER」の第1弾。さらに、8−9月には「ツキノイシ・ケイカク」の第2回公演をと忙しい。
そして、12月21日からは「THE PRAYER」の第2弾が控える。

−−石井竜也とのコラボレーションプロジェクト(共演)「ツキノイシ・ケイカク」に対し、5月の「THE PRAYER」からは、まさに姿月あさとひとりの舞台になりますが

石井さんと私は、音楽の世界観の基盤が異なります。私は舞台のお芝居、踊りなどを経験し、石井さんのほうは歌手でいらっしゃる。根本の部分が異なる方と一緒に舞台に立たせていただいたのが「ツキノイシ・ケイカク」。踊りも歌もお芝居もあるけれどミュージカルじゃないという不思議な舞台で、石井さんは“シアターコンサート”と呼んでらっしゃいました。石井さんは従来なかったものを作ろうとなさっていて、なかなか理解されない部分もあったかもしれないのですが、これはだれかがやらなくてはならないことですね。ともかく、ふたりの異なる経験が融合された舞台で、ミュージシャンの仕事ぶりを間近で見たのは刺激になりました。そのうえで、「THE PRAYER」は私の好きな音楽の方向性で固めたものといえます。

−−そもそも「THE PRAYER」をやろうと思い立った背景は

自分のやりたいことと周りの方の理解と協力のうえで、やっと取り組める時期になったということですね。

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