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THE PRAYER
〜私だけの輪舞が誕生する
12月21-28日
ル テアトル銀座
全席指定:10,500円
10月25日からチケット発売
問い合わせ:ディスクガレージ
03(5436)9600
10月20日(月) 姿月あさと*Long Interview(2)
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−−具体的にはどのような内容になるのでしょうか?

ひとことでいえばショーです。筋書きのある舞台です。物語は人間の善と悪とを表現します。主人公は悪にひきずられるけれど、音楽などにより浄化される。人間って最後には天国にいけるものだと信じたいし、信じている。そういう、天国に向かうというか、前向きな気持ちになるような物語です。

−−善と悪。そうすると「エリザベート」のトート(死の化身)のようなかっこうしたり…

しません!

−−歌のほうは、どのような雰囲気のものを?

すでに全体の構成については90%ほどできあがっていて、選曲は私が考えました。具体的にいうと、たとえば「アベ・マリア」。この歌の場合、ふつうどおりに歌い出して途中からリズムがついて踊りの音楽に変化します。ほかにはグレゴリアン聖歌、私の大好きなアンドレア・ボチェッリの歌なども予定しています。また、ベートーベンの交響曲など歌詞のないクラシック音楽を編曲して踊りの場面で使ったりします。

−−年末ということもありますし、かなり“聖なる夜”になりそうですね。

そうですね。ただ、しっとりしたものだけではなく、リズムをつけて変化させるなどの工夫もしていますよ。私は基本的にはクラシック音楽が好きなんです。クラシックって複雑で…ちょっと狂気じみた音楽だとも思う。リズム、旋律、楽器…あらゆるものが融合しているのがクラシック音楽。

−−今回は振り付け以外は、ほとんどご自分でやられるようですね。

石井さんと共演した際、関係者と相談しながら作ることを体験しましたので、お任せできるところはみなさんに手伝っていただくのですが、構成もダンサー選びも私が。基本的には私の世界観を理解していただける人を選んだつもりです。振り付けは藤浦功一氏。この方は(宝塚歌劇団ではなく東宝ミュージカル版の)「エリザベート」に踊り手として出演していた方で、「ツキノイシケイカク」でも振り付けをされ、またダンサーとしても出演し、お芝居もされていたんですよ。ほんとうは合唱隊もつけたいし、ダンサーも40人ぐらいはほしい。夢はたくさんあります。



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