17歳のジャズピアニストとして話題をさらっている松永貴志。話題になるのはその若さだけが理由では、もちろん、ない。高い技術ととぎすまされた感覚をもっているからだ。なにしろ、ハンク・ジョーンズ、ハービー・ハンコックら世界一流のジャズピアノ奏者が、その演奏に舌を巻いた。そして、来年2月、ジャズの名門ブランド、「ブルーノート」から全米デビューすることも決まった。にもかかわらず、天狗になることもなく、自然体のまま。全米デビューの記者会見で感想を問われて「イエーッっていう感じ」。通算2作目のCD「MOKO−MOKO」(東芝EMI)が6日に発売されたので、ENAK編集部で早速、話を聞いた。
interview,photos & text by Takeshi Ishii
取材・撮影・構成 石井健 |