mokomoko
MOKO MOKO
TOCJ-68059
東芝EMI
http://www.toshiba-emi.co.jp/

松永貴志公式ページ
http://www1.odn.ne.jp/takashi-m/
11月6日(木) 松永貴志*Long Interview(1)
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TAKASHI TAKASHI TAKASHI
TAKASHI TAKASHI TAKASHI
7歳のジャズピアニストとして話題をさらっている松永貴志。話題になるのはその若さだけが理由では、もちろん、ない。高い技術ととぎすまされた感覚をもっているからだ。なにしろ、ハンク・ジョーンズ、ハービー・ハンコックら世界一流のジャズピアノ奏者が、その演奏に舌を巻いた。そして、来年2月、ジャズの名門ブランド、「ブルーノート」から全米デビューすることも決まった。にもかかわらず、天狗になることもなく、自然体のまま。全米デビューの記者会見で感想を問われて「イエーッっていう感じ」。通算2作目のCD「MOKO−MOKO」(東芝EMI)が6日に発売されたので、ENAK編集部で早速、話を聞いた。

interview,photos & text by Takeshi Ishii
取材・撮影・構成 石井健
毎日が演奏
−−17歳。高校生ですね?

松永貴志高校3年生です。1年生まではふつうの高校に通っていましたが、演奏活動が忙しくなったので、2年生からは通信制の学校にかえました。ほとんどはレポートを提出すればいいけど、何回かは通学しないといけない。だけど、今年になってからはほとんど行けていない。月に1回いけたらいいぐらい。

−−演奏中心の毎日。17歳の生活としてはどうですか?

僕はいまの生活のほうが好き。ほとんど毎日、演奏。先日、久しぶりに4日間ほど休みがあって、「あ、夏休みだ!」って思いました。短いけど。“夏休みして”いた。本読んでた。ずっと。文学。シェークスピアの「マクベス」とか、ドストエフスキーの作品とか。高校の授業、ちゃんと出ていないから、逆に読みたくなってきちゃって。フツーの子はこういうの勉強しているんだから、僕もちゃんとやらないと。まあ、…普通の子が読んでいるかどうか、実はわからないんだけど。
松永貴志 松永貴志 まつなが・たかし。兵庫県芦屋市出身。自宅にピアノやハモンドオルガンがあり、5歳からこれを自己流で弾いて楽しむ。
ピアノ教室などに通うこともなく、9歳で電子オルガンのコンクールに出場し、全国大会の総合部門でグランプリを受賞。これを記念してハモンドオルガンによる演奏を収めた自主制作CD「スペイン」を作る。
11歳で大阪を拠点に活動するピアノ奏者、北野タダオの指導を受ける。13歳のとき、演奏指導のために来日したジャズピアノの巨匠、ハンク・ジョーンズを驚嘆させる。
関西を中心にコンサートを行うようになり、ことし5月、アルバム「TAKASHI」(東芝EMI)で、デビュー。
8月、「東京ジャズ2003」というコンサートに出演した際、世界屈指のジャズピアノ奏者、ハービー・ハンコックに「リトル・ボーイ」と呼ばれて、おおいに気に入られる。
早くも今月6日に2作目「MOKO MOKO」を発売。この作品を来年2月10日、米国のジャズの名門ブランド「ブルーノート」から発売することが決まった。米国では「TAKASHI」という名前で、作品題名は「STORM ZONE」になる予定。


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