パリジェンヌと猫と
ハンドバッグ
東芝EMI
TOCP-67198
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9月25日(木) カミーユ*Long Interview(4)
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−−歌詞は自分の体験? まったくの創作?

経験に基づいた主題に、想像を重ねて作り上げるんです。とても重大なこと、考えると悲しくなるようなことを、ごく日常の言葉で表現する。これが私の作詞方法ですね。分かる人には分かるんじゃないかなあ。字面だけ追ってもたいしたことは書いていないようにみえて、でも、ちょっと考えもらうとそこにとても悲しい意味が隠れていたり。

−−なるほどたとえば、「天国の近くのモナムール」という歌は、高齢の男性と交際する少女の話ですが、これはどんなふうにしてできたんですか?

まず、私が少女時代に出会った初老の紳士がいます。彼からはいろいろなことを教わったのですが、そいう交流を下敷きにして、その後出会ったいろいろな人のことなどを加味して、老人と少女の関係を恋愛に設定するなど創作していったんです。

−−初作品を出したばかりですが、次の作品の構想はもう?

ちょうど、いま考えているところ。まずは、いろんな歌を作り、その中から何かを見いだそうとすることで、次回作の構想も練れていくのではないかと思っています。
−−話は変わりますが、ノートを常にもち歩いているそうで

これはもう癖ですね。思いついたら書きつける。それが歌の材料として使える否かにかかわらず。だから、癖だというのです。

−−それから、大学を卒業して…

2年になりますね。

−−すると、いま、おいくつですか?

25歳になりました。

−−では、25歳の女性としての自分を自己分析してください

えー…笑い上戸で…神経質で…気分屋で…。気分がよければなんでもやってしまうですよ。

−−つまり、そんなカミーユだから、こういう歌が作れるのかな?

歌がいったい私のどこから出てくるのかなんて分からないけれど、かきたいことは、まだまだ、たくさんあるの!!(終)


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