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花組 春野寿美礼:タカラジェンヌ夢の軌跡(4)
“トップ”に見合う舞台人でありたい
11月18日(金) 大阪夕刊 by 平松澄子
充実期に入りより高い目標を目指す春野
充実期に入りより高い目標を目指す春野
今年9月には初めて、大阪と東京でコンサート「I GOT MUSIC」を行った。得意な歌を中心に、思いっきり自分らしさを発揮できたという。

「非常に楽しかった。指揮者、クラリネットの演奏、ゴスペラーズやYOSHIKIさんの曲を歌いたい、という希望がみんな叶いました。役を演じるのではなく、自分の“素”を表現することが、これまでになかった楽しさだなと感じました」

来年は現在、宝塚大劇場で上演中の「落陽のパレルモ」「ASIAN WINDS!」の東京宝塚劇場公演(1月2日−2月12日)からスタート。そのあと、雪組の大劇場公演「ベルサイユのばら−オスカル編」に、アンドレ役で客演する(2月20−23日)。オスカル役は同期の雪組トップ、朝海ひかるだ。

「“ベルばら”は初舞台と、TCAや30周年の記念イベントではフェルゼンをやったけれど、さほど自分の中で大きなウエートは占めていません。ただ、アンドレはずっとオスカルを思い続け、支え続ける存在。そういう男性をやるチャンスが来たのは楽しみです。それより私は、花組以外の舞台に出たことがないので、そのほうが不安で怖い。雪組さんがどんな雰囲気なのか、どんなふうに舞台を作っていくのか、実際に中に入って学びたいと思っています」

トップとしてオーラを強める春野。トップの座り心地を聞くと、「きれいなお衣装を着せていただいて、ライトを当てていただいて、気持ちよく舞台に立たせていただいていますけれど、自分がそれに見合う、恥ずかしくない舞台人でありたい。そのための努力は惜しみません」ときっぱり。

理想とする男役は「言葉や仕草で表現することじゃなく、何も言わずそこにいるだけで、哀愁がただよったり、内に秘めてることを感じさせる存在」。そして、「『エリザベート』の男性版のような、波乱万丈の生涯を描く作品があればやってみたい」そうだ。(次回からは星組の安蘭けいです)


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(1)軍服姿で革命と愛に燃える
(2)歌唱力と柔軟さで一作ごとに成長
(3)多彩な魅力、トップで輝きを増す
(4)“トップ”に見合う舞台人でありたい
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