星組の娘役トップスターとして、来週15日初日の「ヘイズ・コード」(大阪シアター・ドラマシティ)でデビューする。新トップスターの安蘭けいとは、歌、ダンス、芝居と三拍子そろった芸達者な主演コンビとして、期待が大きい。
「ポスターはシックな大人のラブロマンス系ですが、舞台はタップが満載で軽いタッチ。リビィのキャラは映画『NANA』の小松奈々(ハチ)のイメージかな。安蘭さんが“こんな感じでどう!?”って、原作の漫画を贈ってくださったんです。ポンポンとモノをいうあっけらかんとした娘(こ)が、恋愛になるとシャイで素直になる。そんなかわいい部分が出せればいいなと思っています」
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宝塚歌劇の舞台を初めて見たのは、衛星放送の「ル・ポァゾン愛の媚薬」。たちまち虜(とりこ)になって音楽学校受験を決め、2回目に合格した。
「次々にいい役をいただくのは光栄なことですが、宙組時代はあまり自覚がなく、花組に組替えになってからは、苦しくなって楽しめなかった。それが『シンデレラ』のとき、ご一緒させていただいたOGの方たちが、私のいいところをすごく言ってくださる。気持ちがプラス志向になって、舞台って楽しいなと思えるようになったんです」
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専科へ異動したときは、「花組のみんなと別れるのが信じられないほどつらかった」そうだが、星組の「コパカバーナ」の稽古(けいこ)の集合日に、「わずか1時間でこの組にいたい、ここが居場所だと思えて、くつろいじゃいました。その星組に戻れて、ホントにうれしいです」。産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
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宝塚大劇場でのお披露目公演は来年3月23日〜4月30日(東京は5月18日〜7月1日)。 趣味は役作り関連の映画を見て音楽を聴くこと。女優のモニカ・ベルッチとキャサリン・セダ・ジョーンズが「私の女神」という。
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