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月組 瀬奈じゅん(2) タカラジェンヌ 夢の軌跡
マクフィス役好演、一気に注目
5月12日(金) 大阪夕刊 by 平松澄子
「SPEAKEASY」のマクフィス役 クリックすると…東京都杉並区出身。バレエを習っていたが、背が伸び過ぎたことで宝塚受験に方向転換。1回で合格した。

「舞台に立って、自分の成果を見てもらうのが好き。宝塚に全く抵抗はなかったですね。音楽学校の2年間で宝塚が、男役さんが大好きになりました。とくに花組の男役さんがすごく素敵で。大浦(みずき)さんがトップの時代でしたが、花組を見るのが楽しみでした」

1992年に「この恋は雲の果てまで」で初舞台を踏み、翌年、花組に配属。初の大役は96年「ハウ・トゥー・サクシード」新人公演(第2部)のブラット役だった。しかし、本人は同年の特別公演「HURRICANE」のリカルド役の印象のほうが強いという。

「バウホールのあとの東京と名古屋の公演で役替わりがあり、リカルド役をいただいたんです。大鳥れいと恋人役だったんですが、その公演を酒井(澄夫)先生が見ていらして、次の『ハウ・トゥー…』東京公演で、大鳥とカップルで通行する役を新しくつけてくださった。すごくうれしかったんです」

新公初主演は98年「SPEAKEASY」のマクフィス役。マフィアの青年を硬軟まじえた演技で好演し、一気に注目を集めた。

「急にお手紙などが増えました。私はそれまで、1人で歌ったり芝居をしたことがなかった。それに真矢さん(みき=当時の花組トップ)のサヨナラ公演でもあり、TCAや雑誌の連載の締め切りも重なって、めちゃめちゃ大変だった。今から思えば、怖いもの知らずでよくやったなと思います」

ショーでのダイナミックなダンスの魅力も加わり、人気が急上昇。このころ初めて行ったディナーショーがきっかけで、はっきりトップを目標にする心構えに目覚めた。「遅かったんですけれど、来たチャンスはのがさないようにしようと、自分の取り組み方が変わりましたね」

そして、2001年「マノン」のロドリゴ役で、バウ公演初主演を果たす。

「周りの人に恵まれて、ホントに楽しい私の青春でした」

公演の詳細は公式サイトをごらんください
(1)新時代のトップはダイヤの輝き
(2)マクフィス役好演、一気に注目
(3)緊張の連続、ヒロイン大抜擢
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