産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
全組の記事インデックス花組の記事一覧月組の記事一覧雪組の記事一覧星組の記事一覧宙組の記事一覧専科の記事一覧
小林一三没後50年追悼スペシャル
最後の「逸翁デー」スペシャルイベント
1月25日(木) by 平松澄子
阪急電鉄や宝塚歌劇団の創設者、小林一三(雅号・逸翁)の50回目の命日になる25日、宝塚市の宝塚大劇場で「小林一三没後50年追悼スペシャル」が、タカラジェンヌの現役スターやOGたち431人が参加して行われた。

小林一三没後50年追悼スペシャル

一三翁の追悼の催しが初めて開かれたのは、25回忌の昭和56年で、2回目は33回忌の平成元年。同10年に東京で念願だった宝塚歌劇の通年公演が実現したことで、宝塚歌劇創立85周年の11年に3回目が開かれ、以後は毎年、「逸翁デー〜タカラヅカ・ホームカミング〜」として継続して、宝塚と東京の劇場で行われてきた。

今年は11回目になるが、3部構成の公演形式で行われるのは初めてで、「逸翁デー」としてのスペシャルイベントは”弔い明け”の今回で最後となる。

第1部は冒頭で、一三翁が昭和13年に愛読者大会で演説する映像がながれたあと、テーマソング「清く 正しく 美しく」をアレンジした曲にのって、若衆姿の現役スターたちが歌い踊り、最長老のシンボルスター、春日野八千代もキリッとした舞い姿を披露した。

次いで、昭和12年に宝塚大劇場で上演したという、一三翁作の歌舞伎レビュー「恋に破れたるサムライ」の一部を、轟悠、安蘭けい、音月桂らが再現してみせた。

第2部はゲストコーナーで、OGの鳳蘭が「セ・マニフィーク」、安奈淳が「夢人」、真琴つばさが「情熱の翼」、安寿ミラが「かわらぬ想い」、杜けあきが「朝日の昇る前に」、日向薫が「大いなる落日」、大浦みずきが「So In Love」と、それぞれの代表作の主題歌を歌って、トークも。

そのあと、生前の一三翁を知っている世代のOGとして、扇千景と深緑夏代が思い出を語り、深緑はシャンソン「逝きし人達」を歌った。

第3部はこの50年の歴史を歌で綴る構成。轟が歌う「タカラジェンヌに栄光あれ」で始まり、水夏希が「落ち葉散る丘の小径」、瀬奈じゅんが「霧深きエルベのほとり」、安蘭けいが「望郷の琵琶歌」、春野寿美礼が「愛の歌」と、各組のトップがヒット作品の主題歌を次々に歌う。

ラストは宝塚音楽学校の生徒も含めた414人が舞台に勢揃いして、「逸翁讃歌」を歌い華麗にイベントを締めくくった。

STAGE GRAPHはこちら



産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
Copyright(C)2007 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

ここは宝塚記事のページです

小林一三没後50年追悼スペシャルSTAGE GRAPH