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The name of タカラジェンヌII
宙組 春風弥里 魂を吹き込める男役を目指して
   by 平松澄子
のどかなふるさとで春の風を感じたとき、なんともいえない幸せな気分になったという。「弥里は両親がつけてくれた本名。自分の生まれ育った環境も含めての芸名をつけました。ありのままの自分でいられるのは、この名前のおかげかも」

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みさとダンスが魅力的な新進男役スター。現在、宝塚大劇場での宙組公演に出演中で、「バレンシアの熱い花」新人公演に初主演。父親を殺された復讐(ふくしゅう)と情熱的な愛に燃えるフェルナンドを、しっかりとした歌と芝居で見せた。「最初は緊張しましたが、どんどん楽しくなりました。いつかは主役を…と思っていたのでうれしい。芝居も歌も意味を考えて演じるという課題が見つかったので、いろんなことに挑戦したいと思います」と意欲がわいてきたようだ。

小学2年からバレエを習っていたが、中学1年のときに天海祐希主演「ミー&マイ・ガール」のビデオを見たのがきっかけで、宝塚受験を決意。3回目のチャレンジで合格した。

初舞台は「プラハの春」で、宙組に配属。昨年の大劇場「NEVERSAYGOODBYE」新公で、大和悠河(現在の宙組トップ)が本役の闘牛士ヴィセントに抜擢(ばってき)され、一躍、注目を集めた。

「その本公演で初めて香盤に名前のある役をいただいたんです。新公で2番手の大役をやって、演じるって全身を使ってやることなんだと知りました。じつはそのころから、お稽古(けいこ)するのが楽しくなっていて、この作品が大きな転機になりました。今回のフェルナンドも大和さんの役で、同じスペインもの。何かご縁を感じます」

「バレンシア−」と併演のショー「宙FANTASISTA!」では男役のほかに、黒い鳥のような女役のレアで、セクシーなラインダンスのリーダーとして生き生きと踊っている。

理想の男役は「踊りにも芝居にも歌にも魂を吹き込める役者」で、「いつか『ミー&マイ…』で天海さんのお役をやってみたい」そうだ。



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平成14年入団
愛知・東海市出身


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