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梅田芸術劇場でゲネプロに
雪組「エリザベート」メンバーがウィーン版を観劇
   平松澄子
大ヒットミュージカル「エリザベート」のウィーンオリジナル版が28日から大阪・梅田芸術劇場メインホールで日本初演の幕を開けるのを前に27日、同劇場で公開練習が行われた。

エリザベート

この本番さながらの舞台を、5月から宝塚歌劇版「エリザベート」を上演する水夏希ら雪組のメンバーがそろって観劇。終演後に舞台上で全員の記念撮影を行ったあと、主要メンバーが囲み取材に答えた。

死の帝王トート役のマテ・カマラスと水夏希、エリザベート皇后役のマヤ・ハクフォートと白羽ゆり、フランツ・ヨーゼフ皇帝役のマルクス・ポールと彩吹真央、テロリストのルキーニ役のブルーノ・グラッシーニと音月桂、そしてルドルフ皇太子役のルカス・ペルマンと凰稀かなめ。同じ役同士が並んで立つと、それぞれが笑顔で顔を見合い、すぐにうち解けたようすだ。

「エリザベート」とご対面 タカラジェンヌたちに観劇した感想を聞くと、「ガラ・コンサートやビデオで見ていましたが、実際に舞台を見ると、迫力がすごい。それに男性の力強さを感じました」と水。「涙、涙で見ていました」という白羽は「エリザベートが孤独の中でもたくましく、ひとりの女性として生きている姿を見せていただいて、感動して…。本物だぁーって感じです」。彩吹は「フランツとともに生きたエリザベートをすばらしいと思いました」、音月は「舞台に引き込まれるトップを切るのがルキーニ。その時代にワープした気分になって、パワーをいただきました」、凰稀は「ルカスさんが素敵で…。興奮がさめません」と、それぞれ話した。

一方、ブルーノは音月を見ながら「鏡で見ているような雰囲気がする。同じ役を通すとコミュニケーションが早くできたようだ」。マテは「宝塚版は自分たちのプロダクションとは違う形で表現する能力を持っていると感じた。ぼくたちも早く宝塚版が見たいね」と、『闇が広がる』のワンフレーズをアカペラで歌うサービスぶり。タイトルロールのマヤは「私も宝塚版に興味がある。これまでウィーンですごくリハーサルを重ねてきて、きょうのゲネプロのレベルに達した。日本の観客は女性が圧倒的に多いが、男性も大勢来てほしいですね」、最後にルカスが日本語で「ヨロシク、オネガイシマス」と語った。

エリザベート

なお、ウィーン・オリジナル版の上演は大阪公演のみ。4月30日まで。東京公演はコンサート版になり、5月7〜20日に新宿コマ劇場で上演する。また、宝塚の雪組公演は宝塚大劇場公演が5月4日〜6月18日、東京宝塚劇場公演が7月6日〜8月12日になる。

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