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轟悠の男役カレイドスコープ
イメージを固定化せずに挑戦
   大阪夕刊 by 平松澄子
「轟悠コンサート」第1幕のプロローグ
「轟悠コンサート」第1幕のプロローグ
宝塚バウホールでのコンサート「LavenderMonologue〜時の流れの中に…」が2日に終わって、ホッとしているところです。みなさま、見ていただけましたか?2月末から3月にかけて、大阪と東京で行ったディナーショー「Yu’sPurpleShadow〜幻影の街角〜」の姉妹編というイメージで、“紫つながり”でやりました。

第1幕は私自身が詩人になったポエムっぽい芝居仕立て。紫の影に浮かぶ男のイメージから始まり、春、夏、秋、冬と歌で綴って、最後は戦争に巻き込まれていく…。反戦歌のような曲も歌ってみました。

第2幕はガラッと変わって、ロックあり、ジャズあり、オリエンタル調ありの、欲張りな選曲のショー。宙組の下級生たち12人と一緒に、汗をかきながら、思いっきり歌って踊りました。上級生になると場面を受け持つことが多くなり、イメージも固定化するので、久しぶりにいろんなことができて楽しかったですね。

私、コンサートは東京の青山劇場で平成14年にやって以来2度目で、バウでは初めて。バウの劇場空間は、とってもキュートな感じがして大好きなんです。初めて出たのは研2(入団2年目)の「ロータスの伝説」(月組、昭和61年)で、舞台中央で踊らせていただいて、すごくうれしかった。研3のときの「青春の旋風(かぜ)」(月組、62年)では、初めてポスターに私の写真が載ったという思い出もあります。

雪組時代は「アナジ」(平成8年)などいくつかの作品をやりましたが、主演男役になってからは1人芝居の「THEFICTION」(10年)だけ。今回は21世紀になって初めて出させていただいたことになります。このコンサートは11月2〜8日に東京の日本青年館でもやります。楽しみにしていてくださいね。

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宝塚を代表する男役の“トップ・オブ・トップ”轟悠が、舞台や趣味のことなどを、カレイドスコープ(万華鏡)のようにさまざまな角度から語ります。(毎月第1月曜日の産経新聞大阪夕刊に掲載)

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