第48回宝塚舞踊会
春日野八千代 ことしも元気に舞う
2007/10/19
速報 by 平松澄子

タカラジェンヌたちが日ごろ稽古している日舞の成果を発表する「第48回宝塚舞踊会」が19日、宝塚市の宝塚大劇場で行われた。
今年は親会社の阪急創立100周年の記念日と重なったこともあって、景気のいい演目とされている“曽我もの”で統一。
「蝶千鳥百日曽我」の総合タイトルで、遠野あすか、桜乃彩音、陽月華の娘役トップ3人による清元「百壽三番叟」でスタート。
宙組トップスターの大和悠河が地唄「廓の十郎」、星組2番手の柚希礼音が長唄「雨の五郎」を舞ったのをはじめ、各組や専科のスターたちが、さまざまな形の曽我十郎、五郎を披露した。

また昨年に続いて、タカラジェンヌの現役最長老、春日野八千代も出演。四世宗家家元に襲名した花柳壽輔振付による長唄「振袖菊」を、黄と白の大輪の菊の背景に、みずみずしい若衆姿で舞い、大きな拍手を浴びた。

フィナーレは洋楽をバックにした出演者たちの総踊り。春日野は「宝塚歌劇ももうすぐ100周年を迎えます。この舞踊会も共に歩みを続け、誇るべき伝統と精神が受け継がれることを願っております」とコメントを寄せた。
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