The name of タカラジェンヌ 宙組 鳳翔大
好きな字と尊敬する先生の名前から
2008/3/10
産経新聞大阪夕刊
好きな字の「鳳」と、尊敬する先生の名前から考えた「翔」を組み合わせて、自分で決めた。

「『大』は最終的に父が、コレにしなさいって。イヤだったんですけれど、すぐに覚えてもらえるし、今では愛称も『だい』。父に感謝です」
★ ★ ★
174センチの長身が映える男役ホープ。宝塚大劇場で上演中の「黎明の風」新人公演で快男児、白洲次郎をのびやかに演じて初主演を果たした。
「本公演では轟さん(悠=専科)の役ですから、ありえないってびっくりしました。“楽しんで自由にやればいいよ”って言っていただいて。緊張はしましたが、今の自分の精いっぱいを出せたと思います。ホントに轟さんはすごくて、何もかも学ぶことばかり。常に高いテンションを保つモチベーションが、主役には必要だなと実感しました」と“すごい”を連発した。
ショー「Passion 愛の旅」では、幕開けに男役が大階段にそろって、エンビ服で踊るシーンが好きだという(17日まで)。
幼稚園のころから宝塚歌劇のビデオを見て育ち、「ベルサイユのばら」のロザリー役、鮎ゆうきの大ファンで、娘役にあこがれていたそうだ。小学校5年から宝塚の受験スクールで学び、中学卒業時に1回で合格した。
「プラハの春」で初舞台を踏み、宙組に配属。平成16年「ファントム」の従者役で舞台が楽しくなり、17年「炎に口づけを」新公で役がついたが、大きな役は昨年の「バレンシアの熱い花」新公のロドリーゴ役が初めてだった。
「3番手の役で前へ出て歌もあったし、写真も撮られるし。舞台人としての意識が大きく変わりました」
あこがれる男役は「王子様っぽい正統派の二枚目役。フェルゼンのようなコスチュームものもやってみたい」。東京公演(4月4日〜5月18日)に向けての課題は「歌ですね。芝居から離れてちょっとひいちゃう部分があるんです。セリフも噛まないようにしないと。もっとやらなきゃならないことがいっぱい出てきました」
★ ★ ★
平成14年入団 西宮市出身
産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
Copyright(C)2008 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.