５０人がタカラジェンヌへの第一歩
第９１期生　入学式

兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校（小林公平校長）で１７日、第９１期生の入学式が行われ、約２０倍の難関を突破した５０人がタカラジェンヌへの第一歩を踏み出した。

保護者や宝塚歌劇団関係者ら約３００人が出席し、真新しいグレーの制服を着た新入生が緊張した面持ちで並んだ。

宝塚音楽学校の入学式で記念撮影に臨む未来のタカラジェンヌたち＝17日午前、兵庫県宝塚市

小林校長が「将来を担う皆さんを迎えうれしく思います。舞台人として大きな花を咲かせてください」とあいさつ。新入生総代の加賀千尋さん（１８）＝秋田市千秋城下町＝が「清く正しく美しくの教えを守り、立派な舞台人になるよう限りない芸の道に精進していきます」と答辞を述べた。

宝塚音楽学校の入学式では感極まったのか泣き顔になる新入生も＝17日午前、兵庫県宝塚市	宝塚音楽学校の入学式で答辞を読み上げる新入生総代の加賀千尋さん＝17日午前、兵庫県宝塚市

宝塚歌劇団の宙（そら）組組長、出雲綾さんが「大きな目標と夢を持って下さい。歌劇団で待っています」と激励した。

新入生は式後、在校生にハープの形をした校章のバッジを胸につけてもらった。