SUMiRE STYLE


雪組 立樹遙
外見から組み立てた鬼童丸

しい−−「春麗の淡き光に」では、主人公・藤原保輔の手下、鬼童丸を演じていますね。

私はいつも外見から役を作っていくんです。今回は強くて、いつも、お頭(かしら)の心情を黙って理解していて、手下たちの兄貴分−という観点から役づくりを始めました。

−−外見から入って、そして中身の方は?

気持ちの部分は、みんなとの芝居のやりとりの中から生まれてきましたね。仲間たちの前ではどんと構えていて優しく、仕事には忠実。人間としては温かく情に厚い人に見えたらいいなと思います。一方、強さを見せられるのは立ち回りの場面ぐらいしかないので、ここはしっかり印象づけたいですね。

−−鬼童丸は最後まで保輔につき従いますよね。

最後の場面は、とにかく切なくて…。(源)頼光様に助けられた恩義、1人で生きていかなくてはいけない保輔様、真実を知らない若狭様(舞風りら)など、いろいろな人たちの思いが入り交じるんです。

−−一方、ショーの「joyful!!」はいかがでしょうか?

とにかく踊っていますね。しんどくないというとうそになりますが、それを上回る喜びがある。いろんな場面があるので、表情などもっともっと勉強していきたいですね。

−−この公演が終わると、星組に組替えになりますが

ずっと雪組でほかの組を知らないので戸惑いました。でも1からの出発は、自分を高めていけるいい機会です。仲間も増えるし学ぶことも多い。組替えで新たな自分を見つけたいと思っています。


sumire memo
4月17日(木)東京朝刊
interview by 田窪桜子
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OG情報 演劇一般のほうに掲載
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