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宝塚歌劇団 雪組東京公演始まる
日比谷は一足早く満開の桜!!

宝塚歌劇団雪組の「宝塚ミュージカル・ロマン『春麗の淡き光に−朱天童子異聞−』」(作・演出、植田紳爾)「ダンシング・レビュー『Joyful!』」(作・演出、藤井大介)の東京公演が28日、東京・日比谷の東京宝塚劇場で始まった。5月4日まで。

舞台げいこ終了後、記者会見した朝海ひかる(右)と舞風りら=東京宝塚劇場


「春麗の淡き光に」は、日本物で、一条天皇(987−1004年)の御代を舞台に貴族政治を打破しようと朱天童子を名乗る盗賊になった藤原保輔(朝海ひかる)と彼を討伐する任についた源頼光(貴城けい)との友情、頼光の妹、若狭(舞風りら)との恋が軸になって物語は進む。

桜の開花が27日に発表されたばかりの東京だが、この舞台でも華やかさとはかなさの象徴として桜が印象的に使われる。春にふさわしい。

「Joyful!」は、春の陽気のように華やかなショー。ピアノ、ベース、ギターなどの楽器が各章のモチーフになり、ア・カペラもあればジャズ、ヒップホップもある…と、あらゆる形式の音楽が次々に登場する。デューク・エリントン楽団のエキゾチックな旋律の名曲「キャラバン」が、非常に印象的に使われる。

新トップコンビ、朝海ひかる、舞風りらの東京宝塚劇場でのお披露目になる。

同日は、午後の公演に先立ち午前から舞台けいこが行われ、けいこ終了後、朝海と舞風がそろって記者会見した。

朝海は「東京に春をお届けにまいりました!千秋楽までがんばります」と力強い宣言。舞風も「全員で力を合わせて最後までがんばります」と誓った。

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 会見 一問一答

朝海ひかる 東京に春をお届けにまいりました。劇場にきてくださったお客様が、満開の桜を見たような気分になっていただけるよう、千秋楽までがんばりたいと思います。

舞風りら 組の全員で最後までがんばりたいと思います。

−−新しい雪組の魅力は?

朝海 下級生に至るまで自分のやるべきことが分かっていて、ひとつひとつを徹底してこなす、前向きの姿勢がある。千秋楽に向かってひとかわもふたかわもむける。そんな組であります。

舞風 熱くがんばって、組がひとつにまとまっています。このままがんばっていきたいと思います。

−−お互いのよいところを挙げてください

朝海 ひたむきにがんばり、陰で努力しているようすがうかがえます。努力屋さんなんだと思う。

舞風 けいこのときからすこぐまじめで、やるべきことをひとつひとつクリアされる方。舞台に立つとひと場面ごとに魅力が変わるところがすてき。

−−「Joyful!」では、第3章ベース(哀愁のブルース)でOGのANJU(安寿ミラ)が振り付けを担当していますが

朝海 はい。大先輩のやんさん(ANJUの愛称)に振り付けを担当していただき、ソフトのかぶり方、衣装の付け方などたいへん勉強になりました。ショーの中で、“色”の異なる場面で、千秋楽まで大切に踊っていきたいと思います。



sumire memo
3月28日(金)
text and photo by 石井健
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OG情報 演劇一般のほうに掲載
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