雪組 音月桂
内面から演じ分けた1人2役
−−「春麗の淡き光に」の新人公演で藤原保輔と保昌の2役を演じましたね。
声質やしぐさ、歩き方などで演じ分けてしまいがちですが、それぞれの内面の違いから別な人物に見えるよう心がけました。兄の保輔は包み込むような大きさをもった人物です。基本的に2人とも同じ志をもっていますが、弟の保昌のほうが素直でストレートですね。
−−本役は朝海ひかるさんですが
本番中も舞台袖からずっと見て勉強しました。いろんなところに愛がある芝居です。特に源頼光との男同士の友情の熱いシーンはいいなあと思います。
−−今年は新年から日本物が続いています。
途中にバウワークショップで「恋天狗」に出演したのもいい経験です。新人公演の主演は2年ぶりなので、どれだけ成長しているかも課題。この間に、主役を脇から支える役を経験したのもよかったです。
−−ショー「Joyful!!」のほうは?
発散型のタイプ。気持ちを前に前に出せて、客席との一体感もあるし気持ちよくできますね。「ピアノ」の場では人間でない存在。「ペダル」のサスペンダーのダンスは今までにない形です。第四章「ギター」では、演出の藤井大介先生に「さわやかに見える。もっとクサく」といわれ、いろいろな音月を見せられるよう挑戦しています。
−−「春麗の淡き光に」の地方公演では源頼信を演じますが。
芝居に慣れないように、相手のセリフを冷静に聞いて新鮮に反応できるよう、毎日の舞台に取り組みたいと思っています。
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4月24日(木)東京朝刊
interview by
田窪桜子
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