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星組 柚希礼音
平成１１年入団 大阪市出身 |
上級生にない名前をさがしていて「れおん」の響きが気に入り、「〇希礼音」にしようと家族で考えて、最後に「柚」をあてはめた。「ちゃんとした動機はないんです」と申し訳なさそうにいう。
愛称は本名から「ＣＨＩＥ」。
バレリーナをめざしていたが、身長(１７２センチ)が伸びすぎて宝塚に方向転換。舞台栄えする華やかな容姿に加えて、ダイナミックなダンスが魅力の男役ホープだ。
現在、「王家に捧ぐ歌」(１８日まで宝塚大劇場)に、主人公ラダメス(湖月わたる)の戦友メレルカで出演しているが、新人公演ではラダメス役で初主演。若さあふれるみずみずしい好演で高い評価を得た。
「今、この作品で初主演できたことが、すごくうれしい。反省点はいっぱいあるけれど、なんとか舞台でラダメスを生きられたと思う。東京公演に向けての課題は、もっと男らしさと戦士の勇気を表現することですね」と、気持ちは早くも先の目標に向かっている。
「入団して５年になりますが、濃厚な日々が１年１年過ぎている感じ。学ぶことが多すぎて、課題がありすぎて、すべてが勉強。それでいて技術だけでもないし、これでいいってものでもない。ずっと成長し続けていたいですね」
貪欲に学び、吸収する伸び盛りの大器。「大きくて包容力があり、キラキラ、ギラギラする男役が目標」とか。
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