花組 愛音羽麗
苦労の日本物 だけど自由に
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宝塚歌劇団提供
−−花組「野風の笛」の松平忠輝役で新人公演の初主演ですね。

本公演で演じていらっしゃる轟悠(とどろき・ゆう)さんのお芝居や日本舞踊、立ち回りなど、いろいろな面を勉強させていただきました。

−−忠輝の人物像は?

身分にとらわれず自由に生きている人です。忠輝は父親の家康も恐れたほどの、ずば抜けた才能を持った男です。でも最後の場面は寂しくて、悲しくなってしまって…。本当はそのつらさを隠して強く生きていく、もっと上のレベルの男でなくてはいけない。自分自身の弱さが出そうになるのを抑えて演じていました。

−−轟から助言は?

轟さんのイメージが強烈でまねになりがちでしたが、轟さんからも「自由にやりなさい」と助言していただき、自由に明るく楽しく演じるようにしました。

−−日本物はいかがですか?

刀を持ったのも初めてで、立ち回りも苦労しました。轟さんの姿をずっと見ながら「すごいなあ、何が違うのか」と研究したのですが、なかなかうまくできなくて。自分のけいこをビデオに撮ったりして勉強したんです。歌も多く、ア・カペラで歌うところなど本当に緊張しました。宝塚大劇場では段取りを守ることに追われてしまいましたが、東京では気持ちを大事に、ひとつひとつの場面を深めることを心がけました。

−−この作品で新人公演は卒業です

あれよあれよという間の7年でしたが、次々に思い出がよみがえります。今後はいろいろな役に挑戦し、自分の個性を見つけ出していきたいです。

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8月28日(木)東京朝刊
interview by
田窪桜子
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花咲け若きすみれたち
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