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花組 華形ひかる 平成11年入団 東京・中野区出身 |
「ひかる」は「聞きやすく、覚えやすく、響きもいいので、自分がつけたかった」そうだが、「華形」は第2希望で母親のアイデア。あのスポーツ根性漫画の金字塔『巨人の星』で、主人公のライバルとして人気を誇った「花形満」からとったという。
「なんで漫画から…と、いいかげんなイメージがあってイヤだったんです。あとで原作を読んで、2枚目系のキャラクターとわかって納得したんですけど。字を『華』に変えました」
磨けばピカッと光るスター性を秘めた新進の男役。宝塚大劇場で公演中の「野風の笛」の新人公演では、トップの春野寿美礼が本役の花井主水正という大役に、初めてチャレンジした。
「セリフの量も多いんですが歌もハンパじゃなくて、楽譜をドサッと渡されたときには真っ青になりました。本番はわりあい落ち着いてやれたとは思いますが、自分の器に余る大役に、未熟さを痛感するばかりです」
反省しきりだったが、のびやかに初々しく好演。「男役として伝統のある正統派のイメージを忘れないでいたい」そうで、将来が楽しみだ。
また、CSデジタル放送の「TAKARAZUKA SKY STAGE」では第1期スカイ・フェアリーズを1年あまりつとめた。
「すごく楽しかったし、勉強になりました。私は同じ花組の舞名里音ちゃんと一緒に外で取材することが多く、宝塚ファミリーランドの閉園もリポートしたんですよ」
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