月組 北翔海莉
一隅を照らすをモットーに
click
月組 北翔海莉
−−月組「シニョール ドン・ファン」で、新人公演に初主演しました

いつも台本を読んで、お手本になる方を見て、演じる役に1本線が通るように何通りも考えて役づくりします。そして、作者が何を言いたいのか、自分の持っている力で精いっぱい考えます。

−−今回演じたレオは、プレーボーイのデザイナーですね

コシノヒロコさんがデザインした衣装を着こなせなくて苦労しました。宝塚大劇場での新人公演を見て、本役の紫吹淳さんが心配して、東京公演では、化粧も見ていただき、本番中もずっと舞台袖に付いていてくださったんですよ。

−−気をつけたことは?

大事にしたのは、レオの持つ2面性を明確にお客さまにお伝えすることです。それを見せるために、物語の伏線が大切なポイントになります。同じせりふでも、そのたびに感情が変わっていく。その変化をどう伝えるかも難しかったですね。演技では、後半に進むほど感情が入りすぎてしまって。男役の場合は、泣きたいから泣くのではなく奥に隠した感情もある。あまり感情的になると女の部分が出てしまうんです。

−−新人公演初主演の感想は?

今回、初めて真ん中に立たせていただき、皆の支えがあってこそのポジションなのだと改めて実感し、見ていただくだけで夢を与えられる職業で良かったなあと思いました。「一隅を照らす」という言葉が好きなのですが、これからもどんなに隅にいても自分の輝きを出せる舞台人でいたいと思います。

SUMiRE DATA
7月24日(木)東京朝刊
interview by
田窪桜子
SUMiRE LINX
月組東京公演始まる
SUMiRE STYLE index
ENAK TOP PAGE
SUMiRE MEMO
連載 産経新聞における主な宝塚関連連載記事は次のとおりです。
・東京本社が発行する毎週木曜日朝刊の「SUMiRE STYLE」
・大阪本社が発行する毎週月曜日夕刊の「The name of タカラジェンヌ」

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
MAIL
ENAK編集部へのご意見はこちらまで
編集局文化部へのご意見はこちらまで
SUMiRE STYLE@産経新聞 ENAK 流行+芸能


ENAK?流行+芸能
産経Webに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての著作権は産経新聞社に帰属します。
(産業経済新聞社・産經・サンケイ)
Copyright 2003.The Sankei Shimbun. All rights reserved.