宝塚歌劇団宙組 東京公演始まる
笑って泣いて 新しいジャンヌ・ダルク伝説
宝塚歌劇団宙組の東京公演「宝塚グランド・ロマン『傭兵ピエール』−ジャンヌ・ダルクの恋人−」(脚本・演出:石田昌也)「レビューデラックス『満天星大夜總会』−THE STAR DUST PARTY−」(作・演出:齋藤吉正)が9日午後、東京・日比谷の東京宝塚劇場で始まった。6月22日まで。
甲冑(かっちゅう)姿がりりしい和央ようか=「傭兵ピエール」
「傭兵ピエール」は、小説「傭兵ピエール」(佐藤賢一著・集英社)が原作。英仏の百年戦争(1337年〜1360年)におけるフランスの女性闘士、たジャンヌ・ダルク(花總まり)と、ならず者の集まりである傭兵部隊の青年指揮官、ピエール(和央ようか)との恋の物語。最後は英国に捕らわれ、宗教裁判で魔女とされ、火刑にかけられるジャンヌだが、この舞台は大胆な発想からハッピーエンドとして2人の恋を描く。コメディーの味付けもあり、実に軽快な大人のためのおとぎ話。笑って泣いて、まったく新しい新しいジャンヌ・ダルク伝説になっている。
「満天星大夜總会」は、中国語できらめく星のパーティーといった意味で、香港や1920年代の上海のグランドキャバレーの雰囲気を醸し出す。華々しくにぎやかでゆかいなショーだ。
開演に先立ち同日午前、東京宝塚劇場で最後の舞台けいこが行われ、けいこの後、トップスターの和央が記者会見した。
和央は「お芝居もショーも全員で力を合わせる宙組にぴったりの作品。ことしの東京公演は今回だけということもありますし、千秋楽までがんばりたいと思います」と意気込みを語った。
産経新聞東京版朝刊に
CD紹介「コレ聴きま専科」を連載した専科、伊織直加
は、この公演を最後に歌劇団を退団する。
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5月9日(金)
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石井健@ENAK
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