闇の中でひとりきりになったラダメス(湖月わたる)。
だが、闇に一条の光明を見いだす。
アイーダ(安蘭けい)は、生きているはずだ。
彼女は祖国のアフリカの大地を
元気に走り回っているはずだ。
それでいい。
それこそ、自分の望んだことではなかった。
アムネリスの檀の絶叫から、この闇の中での湖月にかけては、
その気持ちの波がピリピリと伝わる。
華麗なエジプトの衣装が、長身でいっそう映える湖月。
堂々たるトップ披露。
しかし、華やかさだけではなく、
この闇における鬼気迫る独白。
見る者の胸を打たずにはおかない。
そのとき…。