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SUMiRE MEMO
by 平松澄子
8月21日 大阪夕刊
詳細は公式サイトで
連載 産経新聞における主な宝塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第1、3月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」


・大阪本社が発行する夕刊では、毎月不定期火曜日に大判の写真をあしらった連載「タカラヅカ90th きらめく星たち」も。

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
ENAK編集部
編集局文化部
 
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演出家 中村暁(さとる) すみれの園を創る人たち
滅びの美を男役で追求
演出家 中村暁(さとる)
演出家 中村暁(さとる)
「滅んでいく者のせつなさ、やさしさ、美しさを、男役でどうかっこよく見せられるか」を常に求めている。

21日に東京・日本青年館で開幕した雪組の特別公演「あの日みた夢に」(28日まで)も、そんなテーマに沿った作品。トップの朝海ひかるがギャングに扮(ふん)し、1920年代のアメリカ・シカゴを舞台に、滅びに向かって突き進む若者たちの悲しい情熱を描いている(大阪のシアター・ドラマシティ公演は9月4−16日)。

「宝塚ではシチュエーションがどう変わっても、愛のドラマに変わりはない。今回はギャングという特殊な設定の中で、不条理な愛がより際立つのではと思って作ったオリジナル作品」という。

昭和29年大阪市生まれ。52年に同志社大学文学部(美学芸術学専攻)を卒業し、演出助手として宝塚歌劇団に就職した。

「大学に募集が来ていたので、宝塚をよく知らないまま受験したんです。そのとき初めて見た舞台が再演の『ノバ・ボサ・ノバ』。すっごくきれいで、こんな世界があるのかとびっくりしました」。

演出助手はひたすら忙しく、先輩の仕事を見て覚える経験の積み重ね。

「まだ宝塚の巨匠(演出家)の白井鐡造、高木史朗両先生がご健在で、お話させていただいたことが、今となっては財産ですね」。

昭和60年、宝塚バウホールの「スウィート・リトル・ロックンロール」で演出家デビュー。平成3年「たとえば それは 瞳の中の嵐のように」、6年「ある日 夢のとばりの中で」、9年「君に恋して ラビリンス!」、13年「マノン」…と毎年のように作品を発表。ドラマシティ公演は15年「永遠の祈り」がある。

宝塚大劇場デビューは平成2年の「黄昏色のハーフムーン」。世界初のミュージカル化で話題を呼んだ「心の旅路」(4年)、エジプトを舞台にした「黄金のファラオ」(12年)は、「自分でも好きな作品」とか。

「宝塚は劇場自体が夢の空間で、そこに男役という現実にはないかっこいい存在がある。二重に現実から跳躍させてくれる魅力があると思う」

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