ENAK TOPへ CinemaClipへ ENAK INTERVIEWへ コレ聴き隊へ
nEWs 3o'clockへ 音楽記事一覧
演劇記事一覧 晴読雨読 訃報記事一覧
spacer.gif
 
spacer.gif
spacer.gif
SUMiRE STYLE
全組index 花組記事index 月組記事一覧へ 雪組記事一覧 星組記事一覧 宙組記事一覧 専科記事一覧へ
SUMiRE MEMO
by 平松澄子
8月28日 大阪夕刊
公演詳細は公式サイトで
連載 産経新聞における主な宝塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第1、3月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」


・大阪本社が発行する夕刊では、毎月不定期火曜日に大判の写真をあしらった連載「タカラヅカ90th きらめく星たち」も。

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
ENAK編集部
編集局文化部
 
backnumber.gif
衣装デザイナー 河底美由紀 すみれの園を創る人たち
すべて一から…難しさと楽しさ
河底(かわそこ)美由紀
衣装デザイナー 河底(かわそこ)美由紀
歌も踊りもない、東京・日生劇場の宝塚歴史ロマン「花供養」(9月1−23日)の衣装デザインを担当。天皇家の人々が登場する江戸初期の物語で、とくに雅な伝統美を大切に考えたという。

「20年ぶりの再演で、デザイン的には昔と変わりませんが、出演者に合わせて色目を変えました。色は一番印象に残る。ちょっとした現代感覚を違和感なく持ち込めればいいんですが…」

今夏のバウホール公演「花のいそぎ」では平安初期の衣装を手がけた。「着物は歌舞伎の着せつけを手伝ったことで興味を持ち、大学の卒業制作も歌舞伎の衣装制作と装置デザインでした。宝塚ではすべてを1から作るので、難しさと楽しさがありますね」

昭和42年北九州市生まれ、神戸育ち。大阪芸術大学舞台芸術学科在学中にオペラの衣装デザインを始め、平成2年卒業後は、関西二期会、藤原歌劇団、松山バレエ団などの衣装デザインに携わった。

宝塚では9年のバウ「エンドレス・ラブ」で衣装デザイナーとしてデビュー。以後は「冬物語」「更に狂はじ」、大阪シアター・ドラマシティの「聖なる星の奇蹟」、東京宝塚劇場のこけら落としの「いますみれ花咲く」、宝塚大劇場の「ESP」、中国公演の「蝶恋」…と、宝塚の仕事が中心になっている。

「宝塚とのつながりは、植田景子さん(演出家)と知り合ったことがきっかけです。オペラは人気演目の公演が多く、衣装もほとんど同じ。宝塚は新作ばかりでそのつど、新しいデザインができる。ただ、まずスターありきの衣装と物語の役柄とのギャップには、ずいぶん悩みましたね。今では、これまでの勉強を足し算にして、強みにしようと思っています」

14年には映画「壬生義士伝」の隊服のデザインにも挑戦して仕事の幅を広げている。

「宝塚は90年の歴史のなかで淘汰(とうた)され、美しいもの、いいものだけが残ってきたように思える。それに制作スタッフを抱える唯一のカンパニーで、モノを作る人たちを育てる土壌があるのがすばらしいですね」

このページの上に
?2004.The Sankei Shimbun All rights reserved.
spacer.gif