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月組東京公演始まる 紫吹淳サヨナラ公演
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click!宝塚歌劇団月組「ミュージカル・ゴシック『薔薇の封印』−ヴァンパイア・レクイエム−」(作・演出 小池修一郎)(関連記事:制作発表)の東京公演が6日午後、東京宝塚劇場(東京・日比谷)で始まった。この公演で、トップスター、紫吹淳は退団する。3月21日まで。

西暦1314年、騎士、フランシス(紫吹)が追っ手から逃れて逃げ込んだ「薔薇の谷」は、ヴァンパイア一族が静かに暮らす場所だった。かつてヴァンパイア一族がもっていた悪しき魂は、5つの薔薇が絡んだ十字架によって封印されていた。ヴァンパイアの末裔でもある領主の娘、リディア(映美くらら)とフランシスは互いにひかれ合う。そんなフランシスに嫉妬(しっと)した修道僧ミハイル(彩輝直)は、薔薇の封印をとき、自ら邪悪なヴァンパイアとなる。飛び散った5輪の薔薇を手にすれば、世界を支配できる。薔薇を手に入れようと姿を消したミハイルを阻止するため、フランシスもヴァンパイアになり、果てない時空の旅に出る。

全編にわたり、紫吹の多彩なダンスを堪能できる。永遠の命よりも、その時々を精いっぱいに生きることのほうが尊いのではないか。そんな主題は、これがサヨナラ公演となり、「最後の最後まで男役を追求したい」という紫吹の姿勢と重なるものがある。

この日は、公演に先立って午前、通しげいこが行われた。けいこ終了後、紫吹が劇場内で会見した。会見の内容は次のとおり。

click
会見した紫吹淳=東京宝塚劇場
−−これがサヨナラ公演になるが

「悔いの残らないよう、最後の最後まで男役を追求したい」

−−退団の心境は

「あわただしい毎日なので、まだ実感がない。実感がわいてくるのは実際に退団した後からかな、と思っています」

−−この東京宝塚劇場に対する思いを

「いろいろな思いがありますが、これから振り返って考えたいと思います」

−−宝塚には初参加となるコンテンポラリーダンスの島崎徹氏が振付に加わっているが

「最初のうちは、なかなか振りを覚えることができませんでした。宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)(関連記事:大劇場評)で踊りながら、体の中に入ってきた。踊りで苦しみ、永遠の命をもつことのつらさを表現するのが難しい」

−−東京公演では、大劇場公演と変わるところもあるのか

「東京では今まで以上のものもを追求したい。現状に満足せず、さらにグレードアップしたいです。たとえば、1話では1回しか舞台袖に引っ込まない。舞台に出ずっぱりで、どうやって人間からヴァンパイアに変身したように見せられるかを考え抜いた」

舞台写真で構成した、SUMiRE STYLEおなじみの[ステージグラフ]は、こちらからごらんいただけます。
あらすじに言及しますので、観劇予定の方は、観劇後にご覧ください。


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2月6日[金]
by ENAK編集部
東京公演ポスター
連載 産経新聞における主な宝塚関連連載記事は次のとおりです。
・東京本社が発行する毎週木曜日朝刊の「SUMiRE STYLE」
・大阪本社が発行する毎週月曜日夕刊の「The name of タカラジェンヌ」


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編集局文化部
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