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花組 華城季帆
(かしろ・きほ)
平成13年入団
静岡・富士市出身 |
宝塚という華やかな城で、巡る季節のようにいろんな色を出せて、大きな帆を張って前進する舞台人でいたい。そんな願いを込めた芸名を、家族で考えた。
「『華』と『城』の字は、どうしても使いたかったんです。姓と名に分けてもよかったんですが、“華やかな城”は宝塚そのものじゃないかって、重ねて姓にしました」
天海祐希のサヨナラ公演「ミー&マイ・ガール」を見て、「宝塚に入りたい!」と決心した。
「歌や踊りは高校生になってからレッスンを始めて、2回目のチャレンジで合格しました」
娘役のホープ。164センチと大柄だが、「最近は背の高い男役さんが多いので、大きさを生かした娘役になろうと思ったんです」という。
現在、宝塚大劇場で上演中のレビュー「アプローズ・タカラヅカ!」では、桜乃彩音と2人で銀橋で歌うシーンがあり、目立っている。また、喜劇「天使の季節」の新人公演(1月20日)では、初めてのヒロイン、マルゲリタを精いっぱい愛らしく演じた。もっとも本人は、「最初につまずいたことを引きずって、思うようにできなかった」と反省しきりだったが…。
将来、演じてみたい役はやはり、最初にあこがれた「ミー&マイ・ガール」のサリー。「私は歌も踊りもお芝居も全部好きなので、自分が楽しんでやっている姿を感じてほしい」そうだ。
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