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星組 英真なおき(えま・なおき)
昭和57年入団 兵庫・宝塚市出身 |
「小学校の友人で、衣真(えま)ちゃんってすっごくかわいい子がいたの。私の記憶のどこかにその名前が残っていて、芸名を考えるときに姓にしようって。『衣』を『英』に変えて付けました。そんなに深い意味はないんです」
下の名前は字画の本を調べると、ひらかなの「なおき」が一番しっくりしたそうだ。
星組の組長をつとめる男役のベテランだが、女役も自在にこなす。
「身長(165センチ)が大きいほうではないので、ショーの一場面での女役はけっこう多いですね。今では男役でも女役でも、どう考えて演じるかは同じだと思っています」
前作の「王家に捧ぐ歌」(関連記事:東京公演始まる
)ではエジプトの神官長ネセル役だったが、この作品は昨年度の芸術祭優秀賞を受賞した(関連記事:授賞式)。
「セリフが全編歌のミュージカルで、みんながホントにがんばったから、受賞は励みになりました」
20日から宝塚大劇場で始まる公演は「1914/愛」「タカラヅカ絢爛」(3月28日まで)。
「芝居では(トップの湖月)わたるの実家の執事で、ちょっと時代遅れのおもしろい役。カリブを舞台にした情熱的なショーでは、おじいちゃんの神様になるシーンもあるんですよ」
組長としては「空気が澄んで、風通しがいいのが理想」で、舞台人としては「上を見たらきりがないけれど、少しずつでもステキな大人に近づきたい」と心がけているそうだ。
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