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記念行事がめじろ押し
“清く正しく美しく”夢を紡いで90年
“清く正しく美しく”夢を紡いで90年−。宝塚歌劇は創立90周年の今年、記念行事がめじろ押しだ。

記念祝舞「飛翔無限」。春日野八千代(中央)、松本悠里(右)、轟悠


なかでも10年に1度、全生徒(劇団員)が参加して行われるのが、記念写真と、記念大運動会(10月12日、大阪城ホール)。前回の80周年より1組増え、5組体制になった現在は、専科生も合わせて総勢398人。宝塚大劇場の大階段をいっぱい使っても、あふれるほどの華やかな大所帯を謳歌(おうか)している。

各組トップスターによる新春口上


「アプローズ・タカラヅカ!」春野寿美礼
90周年の幕開けは、元日初日の宝塚大劇場花組公演。記念祝舞「飛翔無限」には、宝塚歌劇を象徴する“永遠の男役スター”春日野八千代と、松本悠里、轟悠の、歌劇団理事でもある3人が特別出演。花組トップの春野寿美礼が中心の「天使の季節」「アプローズ・タカラヅカ!」との3本立てで上演中だ(2月16日まで)。

小さな湯の町宝塚(兵庫県)で大正3年(1914)、16人の少女たちが新温泉の室内プールを改装したパラダイス劇場で、アトラクションとして「ドンブラコ」など3作品を上演した。これが宝塚歌劇の歴史的な第一歩である。

大階段に勢揃いした歌劇団の総勢398人の生徒たちが宝塚の歴史をものがたる


創業者の小林一三翁は、新しい国民劇を安い料金で大衆に提供しようという理想に燃えて、13年に4000人収容の宝塚大劇場を開場。花組、月組に加えて雪組が誕生する。この大きな舞台で昭和2年、日本初のレビュー「モン・パリ〈吾が巴里よ〉」が上演され、「パリゼット」(5年)へとつながってレビュー黄金時代に。東京宝塚劇場の開場で前年の8年に星組を新設し、宝塚歌劇の土台を築いた。

第二次世界大戦で劇場は閉鎖されたが、終戦後の21年には再開し、「虞美人」「源氏物語」「華麗なる千拍子」などが大ヒット。42年の「オクラホマ!」を皮切りに、「ウエストサイド物語」など海外ミュージカルにも次々に挑戦して、急成長する。そして、劇画を舞台化した「ベルサイユのばら」(49年初演)が演劇史上空前のブームとなり、「風と共に去りぬ」(52年初演)が続いて、宝塚人気は不動のものとなった。

平成5年に新・宝塚大劇場が開場。7年の阪神大震災で一時休演はあったものの、すぐに人気は盛り返し、「エリザベート」(8年初演)の新たな代表作も生まれた。東京での通年公演に合わせて10年に5組目の宙組を新設し、13年元日には新・東京宝塚劇場が開場。昨年はCS衛星放送「タカラヅカ・スカイ・ステージ」も開局して、次の100周年に向けての“メディア・ミックス”を推し進めている。

 
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1月6日[火]大阪夕刊より
文・平松澄子
写真・土井繁孝/宝塚歌劇団
写真は一部紙面と異なります
連載 産経新聞における主な宝塚関連連載記事は次のとおりです。
・東京本社が発行する毎週木曜日朝刊の「SUMiRE STYLE」
・大阪本社が発行する毎週月曜日夕刊の「The name of タカラジェンヌ」


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ENAK編集部
編集局文化部
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