文化庁は「関西から文化力」をテーマに推進している関西元気文化圏の一環として、芸術祭賞と文化庁長官表彰の贈呈式を15日、大阪市内で開催。併せて関西政財界の代表者らで構成する関西元気文化圏推進協議会が創設した同協議会賞が、阪神タイガースと人形浄瑠璃文楽の代表に贈られた。
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祝賀会で談笑する芸術祭の大賞を受賞した落語家桂三枝と優秀賞を受賞した宝塚歌劇団星組の湖月わたる=15日午後、大阪市中央区のホテル |
贈呈式には大賞の落語家、桂三枝や優秀賞の宝塚歌劇団星組を代表してトップスター、湖月わたるらが出席。
長官表彰は関西文化の発信に貢献したOSK日本歌劇団存続の会、浪曲親友協会、江口乙矢・須美子・満典舞踊団。協議会賞は野崎勝義球団社長と文楽人形遣い人間国宝の吉田文雀が受け取った。
河合隼雄同庁長官は「文化力、経済力を両輪に日本を元気にしたい」とあいさつ。桂三枝は「タレントから落語家に、やっと肩書が追いついた。上方落語が世界遺産になるのが私の夢」と謝辞を述べた。
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