ENAK　SUMiRE STYLE　雪組トップスター　朝海ひかる

SUMiRE MEMO

by 田窪桜子
7月5日　東京朝刊

●連載　産経新聞における主な宝塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第１、３月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」

・大阪本社が発行する夕刊では、毎月不定期火曜日に大判の写真をあしらった連載「タカラヅカ９０ｔｈ　きらめく星たち」も。

●番組表　東京版朝刊ＴＶメディア面のＢＳ・ＣＳ欄にはＣＳチャンネル「ＴＡＫＡＲＡＺＵＫＡ　ＳＫＹ　ＳＴＡＧＥ」の番組表と解説を毎日掲載しています。

●ＯＧ関連記事　演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。

●ENAK編集部
●編集局文化部

雪組トップスター　朝海ひかる

男役の概念を変えていきたい

－－東京宝塚劇場で「スサノオ」を上演中ですね

歌で物語を伝え、その間のお芝居を作っていくという創作の過程が難しかったですね。また今回は初舞台生がショーだけではなく芝居にも参加したので、今後の彼女たちの大きな宝物になったと思います。

－－次は禁酒法時代のアメリカを舞台にした「あの日みた夢に－シカゴ・アンダーワールド・ブルース」(中村暁作・演出、８月２１－２８日、東京・外苑前の日本青年館)ですね

ギャングのマイケルを演じます。第一次世界大戦で出会ったマイケルとスティーブがシカゴで再会。全く違う立場の２人の、クラブ歌手エリー(舞風りら)への愛と友情の物語です。雪組にきてずっとヨーロッパを舞台にしたものか、日本物だったのでアメリカ物は本当に久しぶり。この時代は映画にも名作が多いですし、好きな時代なので、いつかは演じてみたいと思っていました。どこか男が格好いい時代ですよね。ノホホンとは生きていない。男役としても興味のある時代です。

－－マイケルはどんな人物ですか

すごくストイックな男です。その道しか生きる場所がなかった彼の人生をしっかり描きたいですね。奪いあいではない大人の愛の三角関係の物語になると思いますが、それを繊細なタッチでお伝えできればとも思っています。

－－今改めて、トップスターとしての意気込みを

今まで本当にいろいろなタイプの役をやらせていただきました。今後も、宝塚の男役の主役の概念を変えていきたいと思っています。