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あやみ・はや
平成12年入団 埼玉・秩父市出身 |
「いろどりの“彩”の字が好きだったのと、(出身の)埼玉(のキャッチフレーズ)は“彩の国”だからちょうどいいなって。あとは自分の好みの名前になるように、漢字を組み合わせて母と考えました」
集団生活の大切さも意識して、周りの人とうまくやっていける字画にしたそうだ。
クールな表情が魅力の新進男役。「舞台に立つ仕事がしたい」という希望から、すすめられて宝塚を受験。1回で合格したが、実際に宝塚の舞台を見たのは、音楽学校予科時代の観劇日だったとか。
「バレエだけは習っていましたが、宝塚のことは全く知らなくて。でも、すごくあたたかいところでした」
「プラハの春」新人公演では、エキセントリックなヘス中佐役で目立った。
「お芝居っていろんなやり方があるんだと、初めて楽しいって思った役です」
現在、宝塚大劇場に出演中(28日まで)。9日の「1914/愛」新公では、貴城けい(雪組)が本役の、詩人アポリネール役に抜擢され、丁寧に演じた。
「大きな役は初めてで緊張して…。歌もお芝居もすごく難しかった。今の私に足りないのは、やわらかさ、甘さ、余裕など。課題がいっぱい残りました。東京の公演では1つでもクリアできるようにしたい」と冷静に自己分析。「上級生の方たちのいいところを学んで、コピーではない自分なりの男役像を作りたい」そうだ。
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