宝塚歌劇は1914(大正3)年4月1日に記念すべき第1回公演が行われた。今年は1年を通して創立90周年記念の公演となるが、宝塚大劇場で4月1日に記念式典が行われた後、2日から開幕する雪組公演がまさに記念の節目にあたる。
芝居の「スサノオ」(木村信司脚本・演出)は、「古事記」の最初に登場する英雄スサノオの物語を通して、現代日本のあり方を問いかける音楽劇。レビューの「タカラヅカ・グローリー!」(岡田敬二作・演出)では、春恒例の初舞台生50人のフレッシュなラインダンスで幕を開け、90周年にちなんで90人の大ロケット・ダンスを披露するのが話題だ。
雪組トップの朝海ひかるは「節目の公演を雪組が飾れて光栄です。1日1日を大切にがんばります」と決意を述べた。この公演には専科から初風緑、宙組から水夏希が参加する。公演は5月10日まで。
また、宝塚クリエイティブアーツでは90年の歴史を甦らせるCD「TAKARAZUKA BEST SELECTION90」(4枚組、4200円)と、DVD「夢・Revues!II」(6300円)を15日に発売した。CDは「愛あればこそ」「うたかたの恋」「セ・マニフィーク」など厳選した90曲を収録。DVDは平成9−15年に上演されたレビュー&ショーのハイライト集だ。
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