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訃報
退団後は未定 「お芝居はすごく興味がある」
「充実」「幸せ」 映美くららが退団会見
会見した映美くらら
退団発表会見をした映美くらら=宝塚大劇場
「今、充実感でいっぱいです。一番いいときに、幸せな気持ちのままで卒業したいと思いました」−。

宝塚歌劇団月組の娘役トップ、映美くらら(関連記事:名前の秘密)が18日、兵庫県宝塚市の宝塚歌劇団で退団発表の会見を行った。会見で映美は「充実感」と「幸せ」という言葉を何回も使った。

映美は11年の「再会」「ノバ・ボサ・ノバ」が初舞台。13年6月、月組に組替え。トップになった紫吹淳の相手役として8月の東京公演「大海賊」「ジャズマニア」から娘役トップにスピード昇格した。 「宝塚にあこがれて夢を持って入ってきて、下級生のころから環境に恵まれ、毎日が刺激的で充実していました。本当の意味で舞台の楽しさを感じ始めたのは去年の終わりごろからですね」

思い出に残る作品は「ガイズ&ドールズ」(関連記事:東京公演始まる)「長い春の果てに」(関連記事:東京公演始まる)「ジャワの踊り子」を挙げたが、退団を決意したのは、その「ジャワの踊り子」全国ツアーのときだと明かした。4月から月組トップに就任したばかりの彩輝直(関連記事:新トップは彩輝直)との新コンビによる初めての全国ツアー公演だった。

映美くらら 「初めて彩輝さんと組ませてもらって、それまでになかった自分を引き出していただいた気がしたのです。舞台の上で伸び伸びと生きているって充実感がある。そのままの気持ちで大劇場に出て卒業したいって思いました」

映美は今年が入団6年目。早くに娘役トップに昇格してキャリアは豊富だが、現在、5人いる娘役トップの中で一番、若い。17日の突然の退団表明(関連記事:映美くらら退団へ)には、彩輝ら月組の仲間たちも驚いたようだ。

「一番悩んで葛藤したのは、彩輝さんのお披露目公演でやめることでした。でも正直に私の気持を話したら、彩輝さんは真剣に聞いてくださって、私の気持を尊重するって受け入れてくださったんです。退団にこだわりすぎず、今まで通りに公演をして、最後まで少しでも成長できるように、心を込めてがんばります」と説明した。

退団後については「今後の予定はまだ決めていません。結婚はないです。ただ、お芝居はすごく興味があって楽しいと思うので、何らかの形で挑戦できれば…と思っています」と話し、“寿退団”ではないと言明。女優は続けたい意向を示した。

えみくらちゃん 会見に同席した植田紳爾理事長は「未知数だった映美を、紫吹の相手役に大抜擢したが、期待にこたえて大きく成長し、花開いてくれた。退団は残念だが、一生のことを考えて決断したと思うし、外の世界へ出ても宝塚という大きな看板を背負って活躍してくれると思う」とエールを送った。

次の娘役トップに関しては「来年の月組の作品のことも考えなくてはならないし、まだ決めかねている」とし、明言は避けた。

映美は熊本県出身。11年の「再会」「ノバ・ボサ・ノバ」で初舞台を踏み、星組に配属。清楚な美貌が早くから注目され、13年の「花の業平」の新人公演では初ヒロインを演じた。同年6月に月組に組替え。トップになった紫吹淳の相手役として8月の東京公演「大海賊」「ジャズマニア」(関連記事:東京公演始まる)から娘役トップにスピード昇格(関連記事:制作発表)。「ガイズ&ドールズ」「長い春の果てに」「シニョール.疋鵝Ε侫.鵝廖ハ関連記事:東京公演始まる)「薔薇の封印」(関連記事:東京公演始まる)など多くの舞台で、主演娘役として活躍した。

今年3月に紫吹が退団(関連記事:さよならリカさん)したあとも、4月から月組トップに就任した彩輝直と新コンビを組み、同月の全国ツアー公演「ジャワの踊り子」を終えたばかり。6月25日から宝塚大劇場で開幕する「飛鳥夕映え」「タカラヅカ絢爛II」は、彩輝のトップ披露公演だが、同時に映美のサヨナラ公演となる(8月9日まで)。東京宝塚劇場公演は9月3日から。10月10日の東京公演千秋楽をもってすみれの園から旅立つことになる。

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5月18日[火]
by 平松澄子
連載 産経新聞における主な宝塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第1、3月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」


・大阪本社が発行する夕刊では、毎月不定期火曜日に大判の写真をあしらった連載「タカラヅカ90th きらめく星たち」も。

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
ENAK編集部
編集局文化部
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