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星組 彩海早矢(あやみ・はや) |
−−星組「1914/愛」の新人公演で詩人のギョーム・アポリネールを演じました
初めて配役を聞いたときは、ただびっくりしてしまって。セリフも歌もこんなに多い役は初めてで、どこから手をつけていいのか戸惑いました。台本を何度も読んで、イメージをふくらませることから役づくりを始めました。
−−アポリネールは正統な二枚目です
これまで色の濃い役が多かったのですが、彼の包容力、スケールの大きさなどは今までの私に足りないところばかり。チャレンジでした。
−−すると苦手でしたか?
最初は苦手意識が強かったのですが、苦手と思うとそれがお客さまに伝わってしまう。上手に演じようとすると小さくまとまってしまう。恋人のマリー・ローランサンへの気持ちや、芸術家仲間への思いを大事に演じるようにしました。
−−本公演(関連記事:東京公演始まる)では、雪組から特別出演の貴城けいが演じています
その巡り合わせにも感謝しています。貴城さんは、まわりの空気を自分の雰囲気で包みこめる大きさ、柔らかさがとてもすてきだと思います。まねはとてもできませんが、貴城さんからたくさん吸収したいと思っています。
−−アポリネールを演じて改めてひとこと
バレエしか知らず宝塚に入りましたが、入団して演じることが好きになりました。アポリネールを演じてさらにお芝居の難しさと面白さを実感しました。これからもいろいろな役に出合い、自然に柔らかく演じられるようになりたいです。
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