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SUMiRE MEMO
by ENAK編集部
11月5日(金)
連載 産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第1、3月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」


・大阪本社が発行する夕刊では、毎月不定期火曜日に大判の写真をあしらった連載「タカラヅカ90th きらめく星たち」も。

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
ENAK編集部
編集局文化部
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恒例 火災予防安全もちつきまつり
清く、正しく、火の用心!
秋の火災予防運動(9−15日)に合わせ、東京消防庁丸の内消防署(山元和美署長)主催の「平成16年火災予防安全もちつきまつり」が5日午前、東京・日比谷の東京宝塚劇場で行われた。今年で25回目と毎年恒例になっている。

安全が長もちするようにともちつき=東京宝塚劇場
春野寿美礼署長のもと、防災を心がけて敬礼=東京宝塚劇場


東京で公演中の花組のトップスター、春野寿美礼が一日消防署長を務め、娘役トップのふづき美世、特別出演しているの水夏希(宙組)、霧矢大夢(月組)とともに消防訓練や応急救護を体験。集まった約500人のファンに火の用心を呼びかけた(関連記事:花組東京公演始まる)。

消防の制服に身を包んだ“春野署長”の指揮のもと、3人の“署員”たちは、コミカルにときにダンディーに119番通報や心肺蘇生術などに挑戦。ファンに参加してもらって包帯を巻く実践も。

訓練に続いて管内の安全が“長もち”するようにと祈願してのもちつきが行われ、かけ声とともにきねを振りあげ、もちをついた。

例年、集まったファンに切りもちがふるまわれるが、新潟県中越地震への配慮から中止になった。というのも、もちを提供してくれるのが被災地である同県小千谷市の企業だからだ。丸の内消防署は「予定していたもちは、現在小千谷市内の倉庫にあります。これは、被災地の皆様の救援物資として活用していただきたい」と話し、代わりにカットバンなどの救急救護グッズが配られた。

訓練終了後、春野署長は「ぜひ、みなさんも(地域の)消防訓練に参加してください。私もよりいっそう、火災予防に努めます」とあいさつ。

丸の内消防署の高畑茂一副署長は「春野署長の勇猛果敢な指揮には気が引き締まった。本物の署長になっていただきたい」とユーモアを交えて総括。同時に、新潟県中越地震で土砂崩れ現場から皆川優太ちゃん(2つ)を救出した東京消防庁のハイパーレスキュー隊に言及、公演中の花組「ミュージカル・ロマン『La Esperanza-いつか叶う−』」のタイトルににひっかけて「願いは“いつかかなう”を実感した」と表情を引き締め、消防の仕事について語った。

この後、春野ら4人は劇場内で記者会見し、日ごろの防災の心得などを話し、16年度の防災標語「火は消した? いつも心にきいてみて」を唱和、敬礼してみせた。

「火は消した? いつも心にきいてみて」を唱和して敬礼!=東京宝塚劇場
防火標語「火は消した? いつも心にきいてみて」を唱和して敬礼!=東京宝塚劇場


会見全文

──訓練を体験していかがですか?

春野寿美礼 少々コミカルに見せた部分もありましが、消火作業や応急救護の大切さをより身近に理解していただければいいなと思ったからです。私は(署長の立場なので、ほかの3人の訓練ぶりを)見ているだけでしたが、楽しかったです。おもちつきは久しぶりにしました。おもちの感触が、気持ちよかったです。

水夏希 日ごろ、火災について考えるような機会はなかなかありませんが、これを機会に火災には十分注意しようと気を引き締めました。

ふづき美世 私も今日の訓練を通じて火災への意識を改めました。まず、通報。その際、火事はどこで発生しているのか。けが人はいるのか。きちんと伝えないとならないのですね。実際にそういう場面に遭遇したとき、慌てずに通報できるよう心がけたいと思います。応急救護の体験も勉強になりました。いざというとき、今日のことを思い出します。



霧矢大夢 今日の訓練は、とても貴重な経験になりました。新潟県中越地震がありましたが、ほんとうに災害はいつ起こるか分かりません。今日の訓練はちょっと楽しみながらやり過ぎたかもしれませんが、火災に遭遇したら冷静に判断するよう心がけたいと思います。

──ご自身で何か防災のために心がけていることはありますか?

春野 実は特に用意はしていません。私も阪神大震災を経験していますから、以来、枕元に懐中電灯をおいてはいるのですが、電池が入っていないかもしれない。そんな状態です。火災についても私はぼや騒ぎに遭遇したことがあるのですが、とても慌てたことを覚えています。今日の訓練の経験によって、これからは冷静に対処できる自分でいたいと真剣に考えました。

霧矢 私は、つい最近、自宅に火災警報器を取り付けました。

──ファンに、防災の呼びかけを

春野 こういうことは、ひとりひとりが気をつけないといけないと思います。火はあっという間に燃え広がるので、初期の段階で油断していると大事に至るおそれがあります。どうか外出時は火の始末の確認を。ひとりひとりがしっかりと気をつけて生活する。そういう意識をもつことが大切ではないでしょうか。

──ところで、署長の制服を着た感想を

春野 私は署長だけど、胸章の星は1つ。副署長さんは3つ。副署長さんのほうが多いですねえ…

高畑副署長 いえ、色が違いますので、そちらのほうが階級が上なんですよ。

春野 なるほど、星の数じゃないんですね! このように立派な制服を着せていただき、身が引き締まる思いです。



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