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新潟県中越地震義援金ボックスを設置
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復興の祈りを込めてリボンを飾ろう クリスマスツリー
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宝塚歌劇団は15日から東京・日比谷の東京宝塚劇場で新潟県中越地震被災地への義援金の受け付けを始めた。
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クリスマスツリーに、新潟県中越地震被災地復興の祈りを込めたリボンを結んだ愛音羽麗(右)と桜乃彩音=東京宝塚劇場 |
同劇場1階右手のインフォメーションカウンター(ご案内カウンター)に義援金ボックスを設置(※その後、クリスマスツリーわきに移動。インフォメーションカウンターは、パンフレット販売、オペラグラス貸し出しなどで混雑するため)。寄付をした観客には金または銀色のリボンが手渡され、1階ロビーに飾られた高さ3・5メートルのクリスマスツリーにそのリボンを飾ることができる。
クリスマスツリーは例年飾られるが、歌劇団側によると今年はあえて真っ白な飾り付けにした。被災地への配慮から華美さを抑えると同時に、復興の願いが込められた金と銀のリボンでいっぱいにすることで被災者へのエールにしたいとしている。
この日は正午前に約300人のファンを前にクリスマスツリーの点灯式も行われ、公演中の花組から男役の愛音羽麗と娘役の桜乃彩音が出席。点灯のスイッチを押した後、財布から千円札を取り出して義援金ボックスに入れ、金と銀のリボンをそれぞれツリーに結んだ。
新潟県中越地震が発生した先月23日、東京宝塚劇場では花組の「レビュー・ファンタジー『TAKARAZUKA舞夢!』」公演中で、劇場の安全点検のため公演を一時中断した。
愛音は「私たちも公演中に大きな揺れを感じました。地震の影響で中越にお住まいの方が観劇を中止になさったという話も聞いています。1日も早い復興を願いながら舞台を務めたいと思います。観劇の方はぜひ義援金を」。
桜乃も「私も公演中に揺れを感じて驚きました。その後、ニュースで被害の大きさを知り、大変なことだと感じました。被災地の方のためにできることから始めたい」と、口々に募金への協力を呼びかけた。
公演中の花組生徒は全員、義援金を寄付した。
義援金ボックスは年内の公演最終日である12月26日まで設置。ツリーは、公演のある日は午後11時まで点灯させる。
東京宝塚劇場での義援金受け付けは初めて。阪神大震災の際は、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で同様の募金を行った。
タカラジェンヌでは越乃リュウ(月組)と一輝慎(星組)のふたりが新潟県の下越地方の出身。
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