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花組 舞城(まいしろ)のどか
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目標は格好いい娘役
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──ギリシャ神話を題材にしたショー「TAKARAZUKA舞夢!」で、天地創造を始めるガイアの役ですが(関連記事:東京公演始まる)
芝居でもショーでも1作品通して同じ役をできるのは初めてで、とてもうれしかったです。
──苦労したことは?
体のラインを重視した振付が多く、「これは大変だ」と、けいこではクラシックバレエの基本に戻り、ストレッチなどで体作りにも力を入れました。ガイアは神様の象徴で、お客さまと舞台の間をつなぐ存在。きれいに踊るだけではなく、その振りに込められた感情も大事です。
──そうした役作りのためにしたことは?
例えば、戦争が終わり廃虚となった世界でゼウス(春野寿美礼)が歌う20場では、歌詞を紙に書き出し何度も読み、大地を哀れむ気持ちを表現できるようにと心がけました。
──芝居の「ラ・エスペランサ」の新人公演では、タンゴダンサーのエレナを演じました
主演の未涼亜希(みすず・あき)と2人だけで情熱的なタンゴダンスを踊ることができて幸せでした。
──役作りは?
本公演で春野さんと鈴懸三由岐(すずかけ・みゆき)さんが踊っているのを、舞台袖から毎日、ワクワクしながら見て勉強しました。未涼とも朝も夜も悔いが残らないようにけいこをしました。新人公演は1回だけです。ダンス場面の前に、小さいころにバレエコンクールに出たときのような、ジリジリする緊張感を味わったのも新鮮でした。
──今回で新人公演は卒業です
これからはただかわいく踊れる娘役ではなく、格好いい娘役を目指したいですね。
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