皇帝になった玄宗は
武恵妃という美しい妃を得たが
先立たれて悲嘆していた。
ある日、玄宗は
寿王の館を訪ねる。宦官の高力士から
武恵妃に似た美しい姫がいると
耳に入れられていたのだ。
その姫の名は玉環(檀れい)。
寿王の妃となるはずだった。
玉環は舞を披露して
玄宗らをもてなす。
似ている…。
玄宗の胸は高鳴る。
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