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SUMiRE MEMO
by 平松澄子
10月9日(土) 大阪夕刊
詳細は公式サイトで
連載 産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第1、3月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」


・大阪本社が発行する夕刊では、毎月不定期火曜日に大判の写真をあしらった連載「タカラヅカ90th きらめく星たち」も。

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
ENAK編集部
編集局文化部
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衣装デザイナー 有村淳:すみれの園を創る人たち
時代・国超え プラス現代感覚
玄宗皇帝(湖月わたる)と楊貴妃(檀れい)の愛を謳(うた)いあげる星組公演「花舞う長安」(11月8日まで、宝塚大劇場)の衣装を担当。中国ものは「愛燃える」「鳳凰伝」に続いて3度目になる。

「中国の衣装は色彩的に華やかで刺繍(ししゅう)などを使ってゴージャスさも出せる。今回は皇帝を象徴する黄色をパステル調にして、少し現代的なニュアンスにしてみたんです。長身と美女の主演コンビがうまく着てくれていますね」



昭和41年大阪市生まれ。63年マロニエファッションデザイン専門学校卒後、アパレル・メーカー勤務を経て、平成3年宝塚歌劇団に入った。

「洋服が好きでデザイナーになれたらと思っていました。宝塚の仕事は友人に話があり、ぼくは興味半分で聞きに行って、とりあえず試験を受けてみたら合格したんです。それまで宝塚歌劇は見たことがなかったし、舞台衣装のデザインも考えていなかったんですが…」

デビュー作は5年のショー「TAKE OFF」で、「国境のない地図」「JFK」「ハウ・トゥー・サクシード」など現代物が続いたあと、初めて手がけた時代物が大ヒット作「エリザベート」(8年)だった。「ウィーンのオリジナルの衣装のまねをしないことがコンセプトで、生地の使い方や軍服のアレンジなどを工夫しました」

その後は「傭兵ピエール」「王家に捧ぐ歌」「薔薇の封印」などの時代物が続き、「スサノオ」「花の宝塚風土記」といった日本物も担当している。

「時代物の方がいろんなチャレンジができて楽しい。しだいに時代や国を超えて、ぼくなりの現代感覚を加えてデザインすることを心がけるようになりました」

外部でも「カンパニー」「モーツァルト!」「シンデレラ」などの舞台衣装を手がけ、仕事の幅を広げている。

「まず作品があり役者があっての舞台衣装だから、どういう作品がめぐってくるかが、不安でもあり楽しみですね。日々、勉強ですが、外部での仕事をまた宝塚にも生かしたい。それに外国人の役者の衣装も、一度はやってみたいですね」
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