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東京宝塚劇場 いよいよオープン!!   月組・霧矢大夢
こけら落としで”歌い初め”
   
01.01産経新聞朝刊 田窪桜子



 霧矢 大夢(きりや・ひろむ) 平成6年3月「火の鳥」で初舞台。愛称・きりやん


 こけら落とし公演はショーの「いますみれ花咲く」で幕を開ける。

 そのソロで新劇場の"歌い初め"を担うのが入団8年目の霧矢大夢(きりや・ひろむ)だ。

 新劇場は舞台と客席が近いので本番がとても楽しみです。ショーでは、紋付袴で並んだ全員の気とハーモニーがびしっとそろうと、歌っている私たちも感動するほど。華やいだおめでたい感じの幕開きで、お客様に月組のパワーを伝えたいですね

 「愛のソナタ」は、ロマンチック・レビューの雰囲気の宝塚らしい芝居。ここでも、登場するたびに歌っては引っ込む役柄だ。

 今までは踊りの比重が大きかったので、今回のように歌がメーンのことは初めて。ショーでは新世紀の幕開けの第一声なので、緊張してしまいそうで、ドキドキしています。風邪をひかないよう、健康には特別に注意します

 昨年はベルリン公演に参加、バウホール公演に初主演と飛躍の年となった。新人公演を卒業した今年は、勝負の年だ。

 昨年は、チャンスを与えていただき恵まれた1年でした。このはじけた力をどう持続し、先へつなげていけるかが課題です。そして、自身の芸を磨くことはもちろん、下級生を引っぱって、トップさんを盛り立てていかなくてはと思っています。やってみたいのは波瀾万丈の歴史上の人物。役柄をどうつかみ、舞台にどう立つか、男役としての在り方など勉強することもたくさんあります。お客様に喜んで頂けることは何かを考えながら、舞台人として常に向上心を持ち続けていきたいです

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