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花組   大鳥れい    
MOSTLY CLASSIC 0310号 田窪桜子


大鳥れい
おおとり・れい 大阪府出身。1993年、「BROADWAY BOYS」で初舞台。翌年、花組に配属。95年、「エデンの東」で新人公演初ヒロインに抜擢される。97年、「君に恋してラビリンス」でバウ公演初ヒロイン。99年、「夜明けの序曲」で娘役トップに。「タンゴ・アルゼンチーノ」ではマルグリット役を、「あさきゆめみし」では、紫の上と藤壺の二役を好演した。愛称・みどり
 音楽はオールジャンル、何でも聴きます。その中でも最近よく聴いているのはaikoなど日本人の女性ボーカル。ほかに、LOVE PSYCHEDELICOも好き。何か不思議な感じで、かっこいい。自分で歌おうとしても歌えない歌ですね。

 夏はボサノバ。(フランスの女性ジャズ歌手で、ボサノバ風味をよく取り入れる)クレモンティーヌなんかを聴いていました。

 疲れているときは癒し系。ジャカジャカしたものより、バラードが好きですね。

 一番最初の記憶にある音楽はピンクレディーかな。真似して歌っていたのを、鮮明に覚えています。歌ったり、踊ったりするのが好きだったみたい。今思えば、度胸もあったみたいなんです。幼稚園の七夕か何かの会で、プログラムのほかに「歌ってみたい人」と言われ、手を挙げて、「おじいさんの古時計」を熱唱したのを覚えています。一人で舞台に上がってアカペラで歌い上げてましたからね。

 そのころ、ピアノを習っていたのですが予習が嫌いで、自分が弾ける同じフレーズばかり弾いていました。クラシックで記憶にあるのはバレエで知った「くるみ割り人形」ぐらいですね。

 好きだった音楽の変遷をたどると、まさに“流行り系”、女の子がよく聴くものばかりです。高校生の時は、光GENJIでジャニーズを少しかじって、そしてバンドブームにのせられました。JUN SKY WALKER'Sが好きで、BLUE HEARTSや筋肉少女帯のライブに行っては、飛びまわっていましたね。宝塚音楽学校に入ってからTHE BOOMなど、少し落ち着きました。

 次がDREAMS COME TRUE。それから、最近は癒し系を好むようになりました。私にとって癒し系とはゆったりとした女性ボーカルのバラードです。好きになるきっかけは、教えてもらったり、CMなどで聴いて。CDショップで試聴するのも好きなんですよ。

 音楽を聴くのは寝る前です。最初の一、二曲で記憶がなくなってよく眠れる。そして、朝起きたらすぐCDプレーヤーのスイッチを入れます。習慣ですね。寝る前と同じものを朝も聴くのですが、私にとってどちらも一番リラックスする同じ時間。そんなときに聴く音楽は、私にとって、ちょっとした特効薬なんです。

花組全国ツアー
宝塚ミュージカルロマン・源氏物語「あさきゆめみし
グランド・レビュー「ザ・ビューティーズ!
4月28日から5月20日
広島、福岡、香川、愛媛、東京、埼玉、群馬、千葉を巡演


「MOSTLY CLASSIC」誌は、産経新聞が発行するクラシック音楽専門誌です。最新号は10日発売の4月10号。全国の大型書店のほか、キャトルレーヴでも販売。4月10号は、専科・湖月わたるが登場します。

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