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  愛宝会賞受賞パーティー、行われる    
田窪桜子


 宝塚歌劇団が公認している唯一のファン団体「愛宝会」(桜内義雄会長)による愛宝会賞の受賞パーティーが11日、東京・日比谷の帝国ホテルで開催された。

挨拶する春野寿美礼

 平成12年度の受賞者はすみれ賞(新進娘役賞)に月組・白羽ゆり、野菊賞(助演賞)に宙組・真中ひかる、さくら賞(舞踊賞)に雪組・五峰亜季鈴蘭賞(歌唱賞)に花組・春野寿美礼。

 受賞パーティーには東京宝塚劇場で公演中の花組生徒が全員出席、OGの扇千景・国土交通大臣も参加、にぎやかに受賞者を祝った。

 受賞あいさつでは、花組組長の夏美よう、トップスターの愛華みれ春野寿美礼らがあいさつ。公演などのため出席できない受賞者の代理でそれぞれの同期生(白羽は仙堂花歩、真中は貴柳みどり、五峰は矢吹翔)がメッセージを読み上げた。

 また、過去に愛宝会賞を受賞している匠ひびき、彩乃かなみも壇上に勢ぞろいした。

 愛華は、「私は退団を発表し残り少なくなりましたが、まだ愛宝賞をもらっていません。みなさまよろしく」とあいさつし、場をなごました。

 鈴蘭賞の春野は「このたびは鈴蘭賞をいただきまことにありがとうございました。宝塚歌劇にとって歌は大切なもののひとつですので、いつも丁寧に歌うように心がけてはいます。私がこの賞をいただくのにふさわしい歌を歌っているかどうか自分でも不安がいっぱいで戸惑いはありますが、これを励みとして今までと変わらず精いっぱい心をこめて歌っていきたいと思います」とあいさつ。「立派な賞をいただき光栄なことと同時に、恐縮しています。歌をうまく歌おうと意識するといい歌が歌えないから気持ちをこめて歌うことを大事にしていきたい」と気を引き締めていた。

 続いて、研3生が上演中の「Asian Sunrise」から2曲、歌をプレゼント。最後に出席者全員で「すみれの花咲くころ」を歌って閉会した。


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