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月、星組   新トップ発表 会見要旨 [2]    
01.20


記者会見する大橋・阪急電鉄社長(右)と植田・歌劇団理事長
植田紳爾・宝塚歌劇団理事長 素晴らしい劇場ができあがりました。みやすく、華やか。宝塚大劇場と同規模、同機能の劇場をもて、こんなに幸せな劇団は世界でも少ないのではないかと感謝しています。

 1000daysで東京でもほぼ通年公演をしてきたとはいえ、こんどはふたつのオーケストラをもつなど、いよいよこれから本当の通年公演が東京で始まると思っています。

 こうしてお集まりいただきまして、月組、星組のトップの後任をお知らせします。真琴つばさの後任には紫吹淳。ベルリン公演では貫録を見せてくれた。星組の稔幸の後に香寿たつき。歌にも芝居にも力のある主役になるばすなので、どうぞこのふたりをかわいがってください。

 さて、ラインアップですが、同じ機構の劇場が東京にあることを行かすものを作りたい。それは1)東西で同じ公演ができる。2)東京でも初演ができる--を考えようということがテーマなのです。1)については、「ベルサイユのバラ」を通年。2)は「愛のソナタ」がそうだし、一方、真琴のサヨナラ公演は宝塚だけ特別のショーをやる。新しいトップのお披露目は東京になるので、もっともふさわしい企画で楽しんでいただきたい--と鋭意内容を考えているところです。

 バウ公演は文芸作品をやってもらおうとと。若い人に演出をしてもらう。全国ツアー、博多公演など目白押しに企画をたてるなど話題のあるものを考えたい。

 しかし、そうした話題性に甘んじることなく、常に冒険し、挑戦し、大勢の人に宝塚の魅力を分かっていただきたいので、よろしくお願いします。

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