 | 花組 彩吹真央 |
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レビュー「Cocktail(カクテル)」の本公演で初めてのソロを歌いましたね。
それも2曲も。初めて話をいただいたとき「バンザーイ!」みたいな感じでうれしかったですね。
−−歌ってみていかがですか
第4章「リキュール」で歌うソロは、舞台の雰囲気も歌詞も妖(あや)しい。ずっと歌ってみたかったタイプの歌です。歌っていると自分も不思議な非現実的な感覚で、お酒に酔ったような感じになるんですよ。下級生のとき、「エリザベート」で黒天使を演じた雰囲気に近いですね。声は男役でも女役でもなく、その時々の雰囲気にまかせて出る声を大事にしています。
−−第18場「ホット・ウイスキー・トディ」で歌っているのはサザンオールスターズの「Oh!クラウディア」ですが。
初めて聞いたとき、優しいイメージがしたんです。昔の恋を新鮮に優しく切なく思い出すような。後ろで踊っている姿は見えないのですが、場面を思い浮かべながら歌っています。
ソロを歌うのが念願だったのですごくうれしい。この時期に歌わせていただけたことも大きな経験だと思います。
−−次はバウ公演の日本物「月の燈影(ほかげ)」で初主役ですね。
この1年、階段を上っているなと手ごたえを感じていましたが、さらにまた上るぞと。階段を下りることも恐れることもなく、上っていこうと思います。