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芋煮ふるまわれ感激
「武士の一分」 キムタク、鶴岡に見参
10月20日(金) 東京朝刊 by 岡田敏一
SMAPの木村拓哉が主演する映画「武士の一分」(山田洋次監督)のキャンペーンが、山形県鶴岡市で行われた。庄内地方は映画の原作を書いた作家の藤沢周平の故郷で、この映画の舞台のモデルにもなった場所とあって、同市を訪れた木村と山田監督、檀れいの3人を、地元の人たちも大歓迎した。

映画は、貝の毒で失明した藩主の食事の毒見役、三村新之丞(木村)が、彼の失明に乗じて妻の加世(檀)を寝取った上士の島田藤弥(坂東三津五郎)に決闘を申し込むという物語。目が不自由な下級武士、三村が“武士の一分”をかけ、剣術の使い手で知られる島田と死闘を展開する…。

木村ら3人はまず、JR新潟駅からキャンペーン用の特別列車「武士の一分号」に乗り込み、この映画の上映時間と同じ2時間1分かけてJR鶴岡駅に到着。その後、バスで同市内の庄内神社を訪れ、映画の大ヒットを祈願した。

その後、境内で地元商工会議所の女性会が作った地元の名物、いも煮を堪能。続いて同市中央公民館で催された特別試写会で舞台あいさつ。木村の参加は事前に知らされていなかったため、地元の人たちは木村の登場に大喜びし、歓声と拍手で3人を迎えた。

木村が出演映画で本格的な地方キャンペーンに参加するのは初めて。今回のキャンペーンついて「こんなに大勢の記者と同じ列車に乗ってというキャンペーンに、正直、面食らっています」と前置きしたうえで、「鶴岡市とは撮影当初から最大限のかかわりをもっていますが、キャンペーンでもこうした形で町とかかわることができてうれしいです。芋煮もおいしかったですよ」と楽しそうに語った。

今作は、「たそがれ清兵衛」(2002年)、「隠し剣 鬼の爪」(04年)に続く藤沢作品を題材にした山田監督の時代劇映画3部作の悼尾を飾る作品。12月1日に公開される。

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