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映画「 300 <スリーハンドレッド>」
ジェラルド・バトラー来日記者会見(2)
     by 久保亮子
紀元前480年、南下を進めるペルシア遠征軍と、スパルタ王を中心とするギリシア連合軍との間で行なわれた伝説的な戦闘「テルモピュライの戦い」をもとに米の人気コミック作家、フランク・ミラーが書き上げたグラフィックノベルが原作。ちなみにミラーは、「シン・シティ」(05年)で映画監督デビューを飾っている。

ジェラルド・バトラー「この作品はミラーの物語とザック(スナイダー監督)の独自性ある映像とのコラボレーションが、そもそも珍しい。世界中のだれもが、ある場面で同じような反応をするのが興味深い」とプロデューサー、マーク・カントンは世界的ヒットの要因を分析する。

「オペラ座−」では仮面をかぶり、黒いマントに身を包んだ“ファントム”だったが、今回は鍛えあげた肉体美を披露しているバトラー。トレーニングについて「専属トレーナーがついて、さらにはザックがフィットネスおたくなので1日何時間もボディービルダーのように訓練したよ。撮影中もリフトを上げていたから、精神的にも強くなれた」と、労をねぎらうようにスナイダー監督の肩を叩いた。

「だけど、女性たちは、映画の僕に『ワオ!』と感嘆してくれるけど、目の前にいたら『え〜』とがっかりしてる。実はね、あれは体格のいい他人の体に僕の顔をコラージュしていただけなんだよ」

そんな冗談をいっては「クククク…」とふざけた声を出すバトラー。スナイダー監督やミラーが便乗する場面がしばしばだった。

「『オペラ座−』の人気は日本がだんとつだったけど、『300』は海外でも評価が高い。商業的にも成功し、批評家からも認められるとうれしい。期待していたよりも10倍の人が話題にしてくれる。アクション映画への出演依頼が増えるかと思ったけど、コメディーやラブロマンスの仕事まで舞い込むようになった。『300』に出演してラッキーだったよ」

さらに多彩なバトラーをスクリーンで見ることができそうだ。

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